2017年06月25日

そもそもうなぎは

識者とか言われる人がよく使っていたと思われる「そもそも」という言い回しがここ数年一般市民の間でも流行っている。偉そうに聞こえるから使わないが、そもそもうなぎはなんで高値になったんだ?

ある方からうなぎをもらった。「さばけるとならあげますが」と言われるので「親父が上手なんですよ」とつい言ってもらってしまった。上手かったのはずいぶん前の話で、今「さばいてくれ」と言うのは気がひける。とはいえ「器用さ」には自信があるし、ネットという強い見方もある。ここは自分でさばくという選択が一番良しと考えた。

ふむふむ「氷で〆る」とある。だがうなぎを〆るほどの氷がない。さらにググると「アルコールで〆る」と出てきた。家内に聞くと「こないだ漬けた梅の残りがあるわよ、ホワイトリカー」なかなかタイムリーな流れだ。さっそく、鍋に500ccほどのそれを入れてうなぎを投入。少し暴れたが、3分ほどでプカプカ泡を吹いて酔っ払った。


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そこで参考にするのはYouTube。プロからアマまで、まぁ〜色々出ている。一番上手そうな人のを参考にしたのが悪かったか、写真を撮る余裕すらなく散々であった。


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料理の腕でなんとかしてくれたが、器用だけではなんにもなりません。コツコツと努力あるのみ。反省を込めて酒なしの蒲焼の夜でした。

追記:目的は上手にさばくことではありませんでした。大事なのはお味。天然うなぎらしい身の引き締まって脂の乗った筆舌に尽くし難い旨さでした。お命頂きました〜 ✨




posted by オガワタカヒロ at 23:50| 宮崎 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 美しい日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月22日

レーコードに移る

年繰り返していると思う。梅雨に入って雨が続くと聴く音源がデジタルからレーコードに移る。なぜだろうなんてブログのネタにでもしなければ考えもしないが、調べてみると因果関係はあながちなくは無い。

低気圧が近づき気圧が下がると大気からの圧力が低下し、体は膨張するのだそうだ。膨張した体内の血液やリンパの流れは悪くなり血行不良を起こして体調がすぐれなくなる。なるほど、そんな体調にはとんがったデジタル音より、針とレコードが擦れ合いながら音楽を刻むアナログ音源の方が心地いいいのかもしれない。

周波数帯の広さが原因でレコードの方が音に深みがあると言われているが、僕の場合聴くまでのセティングが今の時期に合っているような気がする。もちろん音色もデジタルより好きだが、30cm角のジャケットを眺め、ライナーノーツで曲名とメンバーを確認し、おもむろにLPレコードを取り出すと埃や針の具合を確かめながらプレイヤーに乗せる。聴くだけではない面倒な行為そのものを楽しんでいる節がある。


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今夜はロリンズ。来日した横浜の会場で聴いた頃を思い出した後は、ゲッツ。膨張した体には、アルトよりテナーな夜だ。



posted by オガワタカヒロ at 23:59| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 美しい日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月21日

写真は足で撮る

格的な梅雨に入り、お散歩撮影に行けないので部屋で鍛えるストレッチに専念している。腹筋運動を始めた当初はいきなり回数をやりすぎてツッてしまったが、いまはなかなか調子がいい。しかし、ご同輩なら経験済みだろうけど、なかなか理想の姿には近づかないねぇ。朝はガッツリ食べて、お昼はおにぎり1個、夜は酒の肴だけでご飯なし、を続けているが、運動量の不足だろうなぁ。やっぱり自転車始めるべきだろうか・・・。

そんなことでお悩みの「中年撮影団」には単焦点レンズが有効だ。昭和51年、中学2年の正月に「SUNズーム 70mm~200mm」をお年玉で買ったが、あまりにもひどい描写力に呆れてすぐに使わなくなった。プロになってもその印象が強く2000年頃までは単焦点一本槍。デジタルになって性能が上がり、ようやくズームを使うようになった。

とても便利なレンズだが、「なまけもの」になるという欠点もある。頭の中にレンズ画角が確立されている人ならまだしも、今、何ミリの焦点距離で撮っているのかさえもわからない人はまず単焦点レンズを使ってみるべきだ。何を撮っても「単調」だった自分の写真が変わるはずだ。

「写真は足で撮る」。アップで撮りたければ、近づき。ワイドで撮りたければ遠ざかり。どっちもだめなら諦める。そんな潔さも時には必要だ。どうしても使いたければそのレンズで撮り得る方法で写せばいい。

中年撮影団に有効な、単焦点レンズをもう一度見直してみてはいかがだろうか。


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posted by オガワタカヒロ at 23:57| 宮崎 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月20日

待望の雨

の日課は野菜の成長を見回ることから始まる。トマト、キューリ、いんげん豆、獅子唐芥子、ナス、大葉、パセリ、これだけ書くとどれだけの農家かと思うが、植えてある面積を全部足しても8畳ほどの畑だ。あれもこれも手を出す。性格そのもの。毎朝収穫して夕方水をやる。

ところが梅雨入りしてから雨が降らず、水道の水をやると何だか損した気分になっていたが、昼過ぎから待望の雨が降った。降りすぎて上流のダムが "放流するぞ〜" という合図のサイレンを鳴らすので一瞬焦る。

仕事帰り、車を止めた温泉の駐車場から肩をすくめて施設に入ると顔なじみのスタッフがニコッと笑った。崩落事故に加えてこの雨ではお客さんも少なかろう。「今日は外に出とらんから写真撮ってないとよ。前のデッキで雨の写真を撮らせてな」。


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無人のデッキで雨に打たれるテーブルや椅子は寂しそうだが、新緑の木々や霧にむせぶ山並みは生き生きと映った。これで野菜の水やりは当分やらずに済む。恵みの雨だ。



posted by オガワタカヒロ at 23:15| 宮崎 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 美しい日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月19日

祝賀会の計画と準備

の子の成長は早い、とよく聞く。だが自分の子どもが大人に近づくと目の前から離れているせいか、「大人になったなぁ」なんて他人事のようにつぶやいてしまう。

来年の1月、いよいよ娘が成人式を迎える。西米良村では4日を「成人の日」として盛大な祝賀会を催し、村の宝たちの成長を祝う。その日に式を行うのは成人者たちが正月で帰省しており、集いやすいという理由だ。

祝賀会の計画と準備は保護者が子どもたちのために行う最後のクラス単位の行事だ。久しぶりに親たちが集会所に集まって、その日の計画と各担当者を決めた。卒業生の9割が女子というクラスゆえ、振袖の話や着付けの話で盛り上がる。お母さん方の圧倒的な威力を尻目に、われわれ父親たちは部屋の隅っこでおとなしく会議を見守った。


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ハレの日に向き合う真剣な表情がイイ。(お母さんたち、無断掲載ごめんね。カッコよかったから撮っちゃたよ、許して 😞)

村で毎年繰り返される普通〜の風景だが、都会では考えられない子どもたちへの愛情。子ども親も幸せだ。次の会議は9月。気分も徐々に高まってくる。





posted by オガワタカヒロ at 23:47| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 西米良のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月18日

山苺

だ小学校にも上がらない頃だと思う。伯父の経営する建設会社の使用人だったおじちゃんが「社長の甥っ子」という風に僕を見ていてくれたのか、ずいぶん親切にしてくれた。今のような重機全盛の時代ではない、ほとんどの工事を手作業で行っていたのんびりした時代だ。


「タカ坊、ツノ虫(クワガタ)好きか? ほれ、イシカタギ(ミヤマクワガタ)とカシワ(ノコギリクワガタ)。現場にあった楡の木にどっさりおったぞ」

イオンもファミマもない時代である。仕事帰りに家へ寄ってくれるおじちゃんを、僕はパブロフの犬のように待っていた。

「タカ坊、今日は山苺がどっさりあったぞ。ほれ」おじちゃんの食べ終わったアルマイトの弁当箱に真っ赤な山苺が溢れんばかりに詰められていた。「ありがとう」も言わず一粒取って口に含むと、チクロでは到底出せない自然の甘さが口いっぱいに広がった。



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2017年06月17日

気持いい

持ちが悪いものといえば、虫、爬虫類、オヤジ、と続くらしいが、僕の気持ちが悪いものは半球体が連続して並ぶ様に異常なほど嫌悪を感じる。言葉で表せば「ブツブツしたもの」が沢山ある様子だろうか。虫はいたって平気だが、体が丸みを帯びた甲虫類が何匹も集まっている様子を見ると逃げ出したくなる。


😖



今朝の10時から「きてくりゃい!西米良」(JOY FM・宮崎)のパーソナリティー、樋口さんがラ・メールを取材して下さるのに、その時間に「写真 小河塾」の月例会が宮崎市内で行われる。妻の店だから出しゃばるつもりはないが、おしゃべりが大の苦手なので幾分心配だ。

例会は順調に終了。帰りに娘の所へ夏物の洋服届けと、ケーキを3個ほど買い込んでおみやげに持って行く。ケーキ屋のおねーさんに聞かれてもいないのに「娘のところにね。おみやげ」と説明する。この手の買い物に慣れていないのが見え見えだ。

部屋に着き「ほれ」とケーキを差し出すと、「えっ?」といった表情で受け取ったがおいしそうに食べてくれた。一緒に出て近くのスーパーでお米を買ってやる。米があれば一人暮らしにはなんとかなる。

「じゃぁな」「うん、じゃぁ」と短い会話で別れた。

米良街道は九十九折れの山道だ。単調な直線も眠くなるが、クネクネ道でも慣れてしまえば同じ。うつらうつらしたところに「連続した丸の景色」が見えてきた。


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なんとまぁ美しく並んだものだ。半球体は勘弁してほしいが、平面の円は気持ちがいい。近くにあった積載用ユンボのオペレーターもこの絵を意識して積んでいるに違いない。


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2017年06月16日

今までにはなかった視点

事なことは、日常の中で見過ごしていたものに目を向け、違った視点を養うということでいいのではないだろうか。

写真が趣味だとギャラリーを訪ねてくださる方が「お金をかけて遠くへ出かけても絵葉書みたいな写真しか撮れないんです」と口々におっしゃる。どこかで見たプロやハイアマチュアの人の写真が頭に張り付いていて、そのように撮りたい、と思ってしまうのかもしれない。結局出来上がった写真は人まねであるから「絵葉書」という客観視した自己評価をしてしまう。もし同じ場所で真似るのなら、季節や時間、機材にデータ、徹底的にこだわる必要がある。

近所を歩いているとカラフルなキャップが干して?あった。聞けば「エコキャップ運動」とやらで子どもたちが集めたペットボトルの蓋をリサイクル業者が引き取り、その利益を発展途上国の子ども向けワクチン代として寄付するのだそうだ。妻に言うと「うちの子たちも集めてたじゃない」と。墓穴を掘った。

我々の時代でいうと「ベルマーク運動」のようなものだと思う。


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僕の専属モデル シュートくんは、このキャップがどこに送られ、誰が何に使うのか、詳しくは理解していないだろうが、「キャップ見つけたー」とあちこちで今までにはなかった視点を働かせるのだと思う。そんな日常に非日常を感じることが自分らしい写真を見つけ出す最初の一歩なのだ。

今でもキューピーマヨネーズの袋を見ると、あのベルのマークを探してしまうのもその時の刷り込みのせいだ。




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2017年06月15日

カマをかけてきた

の話題を続けて書いたら家の周りに咲く花たちに目がいくようになった。

我が家のトイレには本棚やお香を焚く香炉が置いてあって「長居」できる場所にしてある。お風呂とここは写真に関することに頭を巡らす格好の場所なのだ。だから僕がこのふたつの場所からなかなか出てこなくても家人は心配しない。もしものことがあっても手遅れになるのは間違いと思う。

そのトイレに信楽で求めた一輪挿しがある。庭に咲いた花を季節ごとに挿してくれるが、ここ数日花が「不在」だ。昨日書いた話を思い出し、毎朝行く畑で花を探して紫色の花をそれに挿した。

「虫がいるから」と妻は畑に行きたがらないので、この花が咲いていることを知らなかったらしい。「まぁ 😃 」と言って喜んだのも束の間、「もっと先の藪の中に『紫陽花』が咲いてるのよ」。すかさず(取ってきて)と言わんばかりにカマをかけてきた。ヨーロッパ高地の崖に咲くエーデルワイスを、彼女のために危険を冒して取りに出かけて命を落とす若者がいた話は有名だが、藪でヒルに襲われたらどうする 😖


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一輪挿しに咲いた紫色の花の名前は

いまだに分からない




posted by オガワタカヒロ at 23:27| 宮崎 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 美しい日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月14日

花の名前

「世界押し花デザイン図鑑」という本の表紙を撮影した。ずいぶん前の本だが、世界中の著名な押し花アーティストの作品が掲載されており、ほんとうに押し花だろうかと、その完成度に言葉を失った。数十種、いや、数百種にものぼる花を使って実に繊細に製作されている。ところがその花の名をほとんど知らない。表紙のみの撮影だったが、監修された杉野さんとそのスタッフの皆さんと撮影を進める中で、カメラマンも仕事に即した様々な知識が必要だと痛感した。


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ギャラリーにお客さまがお越しになると西米良の風景をスライドショーで観てもらう。BGMに舜が弾くオリジナルの曲を添えているが、休憩のじゃまにならないよう静かなイメージの写真を選んでいる。

お昼過ぎ年配のご婦人ふたり連れがみえた。写真を流し始めると出てくる花の名前をすべておっしゃる。梅や桜ならともなく、野に咲く野草や草花にいたるまで・・・。「すごい、すごい」と驚くと、その花の詳しい説明までしてくださった。

押し花を見てあれだけ肝に命じたのに・・・。撮影には図鑑持参で出かけなきゃいかんなぁ。




posted by オガワタカヒロ at 23:15| 宮崎 | Comment(0) | TrackBack(0) | la mère | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月13日

下手でしょ

わわに実った梅の枝や、店頭に並ぶ梅の実が気になる季節になった。SNSでもシロップ漬けや梅干しにチャレンジ、といった記事をあちこちで見かける。


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村の方に4s の青梅を頂いた。ご多分に漏れず2s を煮てジャムやシロップに。残りの2s を梅干にしようと縁側に出した。ここまで書くと僕が梅を操っているようだが、家人の楽しみだ。

天気や気温、妻のご機嫌によって毎年少しずつ味が違う。2017年モノはいかがだろう。今から楽しみだ。

収穫した梅はそのまま使えると思っていたら、竹串で穴を開けたり、一個一個ヘタを取る作業を経て煮たり干したりする。

「君、ヘタ取下手でしょ」

と言うと、思いのほか妻がウケたので驚いた。




posted by オガワタカヒロ at 23:16| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 美しい日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月12日

シャクヤク

が花を生けるのにシャクヤクを求めてきた。似ている牡丹は樹木であるのに対して、これは草本と言われるように茎が柔らかい。普段は野山に自生する草花しか見ていないからか、こうして見ると実に豪華で貫禄がある。せっかくだから「ちょっと貸して」とスタジオに持ち込んで撮ってみた。


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「花の種類をどれくらい知っていますか」と聞かれた事はないが、意外に知らないものだ。昼間あれだけ「シャクヤク」と教わっていたのに、これを書くために詳細を調べようとググって画像を見てもどこか違う。よくよく見れば「シャクナゲ」で調べておる。そんな奴に花を語る資格はなさそうだが、シャクだから本物以上に美しく撮ってやった。




posted by オガワタカヒロ at 23:55| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 美しい日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月11日

彫刻というアート

「明日のこの時間は大学で授業受けてるんだからなぁ。信じられん(笑)」


3週間が3ヶ月にも感じた、と言いながらも、やりきった表情で舜が宮崎空港の手荷物検査ゲートに入っていった。夏は思いっきり帰省を楽しんで、ライブも派手にやってほしいと思う。まずはゆっくり休んで。おつかれさん。

見送りを終えたら1階オアシス広場で開かれている「第28回 2017 宮崎国際現代彫刻・空港展」(18日・日曜まで)を鑑賞する予定でいた。妻と娘を連れて54人の彫刻家作品をじっくり観せてもらう。会場には宮日美術展の企画委員でご一緒している田中等さん、同じく宮崎県美術展での横瀬勝彦さんが出展作家として在廊されていた。先日書いた、元 西米良中美術教師の武田(旧姓 杉尾)幸さんもいらして、教え子だった娘にも会わせることができて良かった。

保育園の頃、まずやる遊びはお絵描きと泥だんご作りだった。絵はクレヨンがなければ成立しないが、泥だんごは素手で作れる。素材に直接触れ合ってその感触を脳がキャッチして作るのだから、一番原始的で一番最初の創造的な作品ではなかったか。先生方の話によれば、宮崎には20歳代の彫刻家がほとんどいないのだという。特に若い方々、この作品群に接して、視覚が基本の絵や写真では得られない、空間に存在する彫刻というアートを堪能されてはいかがだろうか。


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毎年おじゃまする福井県からは、坂本太郎氏の作品(右下)「冥ー瞑 '17-a」。ほのかな色気を感じた。



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『たこらさるく』で一緒だった大野匠さんの作品「太刀魚」。銀色の太刀魚が天に向かってそそり立っている。



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幸さんの作品「み ち」。作家名を確認する前に判った ^^
直径30pほどの切り株の上に雲が泳いでいる。ここは空港だし、飛行機から見たらどんな風に見えるだろうかと、真上から撮らせてもらった。



posted by オガワタカヒロ at 23:49| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月10日

「帰省」も今日と明日

「やっと帰省した気分だ」。3週間鍛えられ、ようやく解放された心地になったようだ。その「帰省」も今日と明日の2日間。「爺ちゃんたちとご飯も食べてないし、作小屋にでも連れて行こうか」と両親と息子、娘の5人で小川地区の「おがわ作小屋村」へ昼食に向かった。

ここでも土砂崩れの影響が大きくお客さんは少ない。「小川に来るにはまったく影響ないんですけどね。" 通行止め" って報道されたら『米良にはもう行かれん』って思われるようです」。イケメン店長省吾君の顔が悲しそうな表情になった。妻には悪かったが、猪そばや山菜そばをおいしく頂く。

その後、川を隔てた民俗資料館へ向かい、濱砂重厚 西米良村初代村長の使っていたカメラや残された写真を観る。何十回と拝見しているが、見るたびに発見がある。西米良村の初代村長さんは「写真家」だった。


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1900年に「写真師」の免許皆伝を仰いでいる。この101年後の2001年に小河帰郷


小川地区は父の生まれ故郷である。点在する廃墟を見ながら、昔の友だちや近所の人たちのことを思い出して様々な事を伝えてくれた。帰路に井戸内峠を越えるルートを選ぶ。「蛇淵(じゃぶち)」や「虹の滝」に連れて行くと「久しぶりに見せてもらった」と大いに喜んだ。


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教育実習中の緊張が解けて、すっかりリラックスしながら山を巡った。妹に「撮れ」と言うと、連続変顔をブチかます。(虹の滝にて)



posted by オガワタカヒロ at 23:14| 宮崎 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月09日

貴重な3週間

子が経験した貴重な3週間の日程がすべて終了した。

先月19日に「舜が帰省した」と書いたら、彼を幼い頃からを可愛がってくれている僕の後輩が、「舜が帰って来たってブログで読んだけど、全然見かけんですね。あいつ、なんかやらかして謹慎ですか?(笑)」と冗談交じりに声をかけてくれた。謹慎なら書くことに二の足を踏むところだが、実は母校、西米良中学校の教育実習生としてお世話になっていた。

たった3週間で「プロの職場」をどれだけ感じ取ったか定かではないが、少なくとも自分を鍛えるいい機会だったと思う。世の中には山ほどの職業が存在するし、選択も自由だ。だが、好きなことを職業にできる人は一握り。多くの人たちは職場に入って叱咤されながら仕事を覚え、やらされていたことが、やりたいことに変わり、仕事が面白くなる。

98歳の画家、彌勒祐徳先生が「好きなことを始めたとなら、やめたら損ですわ」と仰った。「90過ぎて、ちっと絵が上手くなったですな」とも。

粛々と「好きなことに向き合う」という人生を送れ。


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10年ぶりに見る自転車通の風景。毎日の夕飯を作る妻の嬉しそうな様子が印象的だった。



posted by オガワタカヒロ at 23:56| 宮崎 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 小河 舜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月08日

押し合いへし合い

ィルムで撮っている人にとっては受難の季節がやってきた。デジタルしか知らない諸君は知る由もないだろうが、フィルムは徹底した温度管理が必要だ。特にリバーサルフィルム(ポジフィルム)は13度以下(Kodak)に保存しておかないと色の変化やコントラストの低下を招く。アシスタント時代、10枚入りのEPRのシノゴ(4×5)を1枚しか使っていなかったので、しばらく経っていた残りの9枚をホルダーに詰めて師匠の撮影に使った。仕上がりに不都合はなかったが、師匠にはその微妙な変化を見抜かれて雷を落とされた。「もったいない」の貧乏性が裏目に出た。

「撮らずにおられん!」(毎日新聞・宮崎)の連載で撮影しているリバーサルフィルムは毎回使い切るように少量買いしている。だがモノクロフィルムは出物も少なく、まとめ買いが安価であるから大量に買い込む。厳密な温度管理はリバーサルほどではないが、冷蔵庫に入れて置くに越したことはない。


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お互い「俺の居場所だ!」と言わんばかりに押し合いへし合いだが、頭を冷やして仲良くしてほしいものだ。



posted by オガワタカヒロ at 23:58| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月07日

宮崎国際現代彫刻

日、宮崎県美術展の運営員会に出席した際に、「小河さん、これ」と彫刻家の大野さんからDMを渡された。今期は委員長を仰せつかって司会進行の大役を終えたばかりだったので "うわの空" で受け取ってしまったが、これはぜひ観ていただきたい展覧会だ。

「第28回 2017 宮崎国際現代彫刻・空港展」。宮崎空港1階のオアシス広場で、国内外から54名のアーティストを迎えて始まっている。50p角の台に置かれた小ぶりの作品だが、人の手から直接生み出された作品のエネルギーをぜひ感じてほしい。今月18日まで。

大野匠さんといえば、おととし西米良で開催された「たこらさるく」展(宮崎県立美術館主催・「わがまち」いきいきアートプロジェクト)で、2ヶ月に渡り村へ滞在して作品を制作した彫刻家だ。鋳金作家の杉原木三さんと小河とで実に楽しい時間を過ごした。


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大野さんの作品と。右から、大野・杉原・小河(2015年)


他にも、村で開いた「西米良芸術祭イチイチ」(2011年)に参加してくれた彫刻家、武田(旧姓 杉尾)幸(みゆき)さんの作品も並んでいる。彼女が西米良中学校に美術の先生として勤務していた頃の生徒たちも宮崎市内に沢山いると思う。ぜひ、先生の今の様子を感じ取ってほしいなぁ。


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今はなき「古民家ギャラリー」に展示された幸さんの作品たち(2011年)



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posted by オガワタカヒロ at 23:44| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月06日

踏んだり蹴ったり

月1日の鮎解禁日に竿を出さなかったことを悔やんだが、似非鮎師にとっては良かったのかもしれない。

鮎がまったく釣れないらしい。まったく、と言うのに語弊があるのなら、成長が遅れて "おとり鮎 " への攻撃(「友釣り」という漁法は、縄張りに侵入したおとり鮎に、野鮎がそれを追い払おうという習性を利用している)が弱く、釣れても小ぶり、というわけだ。無論数もないらしいが・・・。

絶好の漁場といわれ、場所取りが困難な「木橋の瀬」と「村所の瀬」に、だぁ〜れもいない。この時期にこの風景とは信じがたい。上級者の話によれば、雨で水が増えれば下流から上がって来る、らしいが・・・。崩落に不漁、踏んだり蹴ったりである。


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posted by オガワタカヒロ at 23:54| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 西米良のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月05日

崩落現場、その後

道219号の復旧工事が急ピッチで行なわれている。高さ65m、幅60m以上。現場に横たわっていた樹木の伐採が終わると、ほぼ正方形に見える崩落現場が全貌を現した。伐採業者から土木業者にバトンタッチして、大型重機が急傾斜の現場で動き出す。伐採にしても排土にしても危険を伴う作業ゆえ、見渡せる迂回路からの眺めは何とも言えない複雑な新緑風景だ。


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近ずく梅雨対策として、崩れやすいトップ部分をモルタルで吹き付けて作業が始まった。対岸に建つ西米良中学校の生徒たちも見ていて気が気ではないだろう。

崩落して注目されたが、これからが本当の正念場だ。



posted by オガワタカヒロ at 23:31| 宮崎 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月04日

ノスタルジックなベル音

度経済成長期に生まれた僕らは、いわゆる三種の神器(電気冷蔵庫・電気洗濯機・白黒テレビ)の誕生とともに成長した。冷蔵庫が2ドアから3ドアになり、洗濯機が脱水付から全自動になり、テレビがカラーからデジタルになった。

電話もそのひとつで、僕が小学校低学年の頃までは各家庭に電話がなかった。用事のある人は電話が設置してある雑貨店に電話をかけ、「小河さんを呼んでください」と伝えると、受けた店のおばちゃんが「電話よ〜〜!」と家まで呼びに来てくれる。その間4〜5分はあるだろうが、かけた人はず〜と待っているという長閑な時代。さらに電話をかける時は電話機に付いている回転式のハンドルを回して交換手を呼び出し、「64番」といった具合で相手の番号を伝え、交換手がその番号へ線をつないで通話が始まる。(64番は親友のともなり君ちの番号だ。今でも覚えていた)

今日、カフェにみえた常連のお客さんが「飾ってある古いカメラの隣に置いたら面白いよ」とダイヤル式の電話機を置いて行った。どうやら使えるようなのでつないでみた。


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意外に違和感なく収まり、呼び出し音を鳴らしてみるとそのノスタルジックなベル音がたまらない。カフェの番号へかけてもらえればこの黒電話が鳴り出すという寸法だ。





posted by オガワタカヒロ at 19:13| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 美しい日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月03日

健全な子どもの未来

たりの我が子も二十歳を過ぎてすっかり大人になってしまった。今、一緒に遊ぶ事といえば、酒飲みかゴルフ。ま、それがあるだけ幸せなのだろうが、子どもが幼い頃はよそのお父さんより数倍遊んだという自負がある。時間は無かったが、一緒にいる時は同レベルの思考で遊ぶ。だからゲームもスポーツも全部本気。大人気ないなんて言われようが、男同士真っ向勝負。そのせいか、息子の負けず嫌いは人一倍だ。

日常は超多忙を極める後輩が愛車に息子を乗せてドライブしていた。得意満面の次男坊。この頃の子どもはお父さんが世界で一番のスーパースターだ。束の間の自分の時間を家族や子どもに提供する。この「投資」が健全な子どもの未来を創造するのだと思う。


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posted by オガワタカヒロ at 23:57| 宮崎 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 美しい日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月02日

学び

年目を迎える猫の額家庭菜園に植えた苗がすくすく育っている。5年目ともなれば、土へのこだわり、水、肥料への配慮、害虫対策、それぞれの項目への学習が飛躍的に進んできた。しかし、やればやるほど農家のご苦労が分かる気がする。実った野菜を食べるのは楽しいしが、これを商売にするとなれば身も心も野菜と心中する覚悟がなければやれんなぁ。

柚子とほおづきを作って30年の勝文さんが言っておったが「30年やっとるて言うても、たった30回しか経験がねぇっちゃからよ。そらぁ、何年かやったくらいでまくいかんのは当たり前よ」と励ましてくれた。

学びは「繰り返す」ことから授かるものかもしれない。


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2017年06月01日

下手にくそが付く

信がないとネガティブな状態を自分で作り出してしまう。だから悩む。人生を語りそうな話で始まったが、鮎掛けの話。

鮎師にとって6月1日の夜明けは元旦と同じだ。釣りキチは平日の解禁日でも会社を休んでやってくるし、上級者になればなるほど競争の激しい人気のスポットで釣りたがる。ところが、僕の鮎掛けはいくらやっても上手くならない。下手にくそが付くほど上手くない。誕生日を祝ってもらった後に「明日こそは解禁に竿を出す」と毎年思いながら勇気なく1日を終えてしまった。

いつになったらこの思考から脱却できるか。悩ましいなぁ。


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高松のおやっさんところで元気に泳ぐおとりを見てきたんだが・・・



posted by オガワタカヒロ at 23:16| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 西米良のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月31日

「おめでとう」を頂いた

ぜ目出度いのか、なんてつまらないことを考えず、ありがたく「おめでとう」を頂いた。今年は息子が帰省中。3人のグラスにワインを開け、バースデーケーキはチーズケーキではなく、アップルパイ。


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ますます負荷をかける1年を目標に、24時間撮りまくりたいと思います。




posted by オガワタカヒロ at 23:53| 宮崎 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月30日

作業にあたる地元業者

道219号の崩落から2週間が過ぎた。業務で通行する車両は迂回路の認識が済んだようで、商店街への進入はなくなった。地元新聞でも記事になっていたが、急ピッチで現状を回復する作業は困難を極めそうだ。

現場を管轄する県土木駐在と、作業にあたる地元業者の連携が丁寧に行われている。これが都会ならあちこちから、やれ遅い、早く通せ、と声が上がろうものだが、日頃から顔を合わせている者同士が作業にあたっているのだ。「できる限りのことをしてくれている。またそのようだ」との理解が浸透していて、文句どころか、「気をつけてやってほしいね」と声が上がる。


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伐採を担当する会社も、土木を担当する会社も地元の業者。村を愛する人たちが懸命に現場へ向かっている。

まずは身の安全を確保されて、スマートに開通へ導いてほしいものだ。


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posted by オガワタカヒロ at 23:18| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月29日

家業を継いだ

末、商店街を抜ける国道219号を何台ものバイクが疾走して行くが、1分も経たないうちに同じ台数のバイクが引き返してくる。崩落現場の通行止に気づかず商店街へ進入したためだ。ライダーたちは見向きもせず、あっという間に対岸へ渡って迂回路を宮崎方面へ走り去って行った。「全然ダメじゃね」と年老いた商店主が困った顔で僕の方を見る。高齢化の波は商店にも押し寄せて、10年もすれば店をたたんでしまう店舗も出てくるはずだ。

だが寂しくなった商店にも帰郷して店を継ぐ若者もいる。商店街の東側にある自動車工場の祐樹君はこの春から父をサポートしながら家業を継いだ。僕らが村に戻っ当時、彼は中学1年生。幼い頃から神楽の舞い手としてならし、同い年の友だちと三十三番の演目中、七番目の「天任」を見事に舞っていた。

帰郷して早速祐樹君にお願いしなければならないことが起こった。不思議と妻はよく車をパンクさせる。工場に電話をすると風よりも早く現れてあっとう間に直してくれたが、もう限界にきているタイタだったので「ご祝儀だね」と冗談を言いながら4本すべてを換えてもらった。


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父上は僕より2歳年上の先輩。新品のタイヤが余計に上等に感じて、工場でふたり並んで働く姿に商店街の微かな希望を見た。




posted by オガワタカヒロ at 23:56| 宮崎 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 西米良のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月28日

心にとどまり

月の「撮らずにおられん!」(毎日新聞・宮崎)は前月の椎葉村に続いて西米良の風景を載せた。このブログでも書いた息を呑む雨上がりの新緑。都会の「友達」がSNSにアップしたこの写真を満員電車の中で見て「救われた」と書いてくれた。その言葉が心にとどまり、撮ることを面白くするコツ、として雨の日の撮影を書き下ろしてみた。


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posted by オガワタカヒロ at 23:47| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月27日

小河家 いとこ会

分のルーツが気になり始める年頃というのがある。人と同じ人生はまっぴらご免だと、勝手に生きる時代を経験したら、一人では生きられないことが人一倍分かった。愛する人や愛してくれる人のことを身に沁みて感じるようになれば、今度はその自分がどこから来て、その人たちへの存在意義は何なのかと疑問を持つ。自己アイデンティティーの根源は祖先にあり。と、まぁ今日開いた「第1回 小河家 いとこ会」へ無理やり持ち込む ^^

「小河」の苗字は西米良に数軒あるが、それぞれつながりはなく、我が家のルーツは「作小屋村」で聞こえている小川地区にある。古い家系図によれば菊池家に随伴して入山した士族である、とあるが当時を知る者はこの世に存在していないわけで、そう信じて疑わないことの方が重要だ。

五男一女。父の兄弟6人の息子や娘が県内外から西米良へ集った。会場は温泉ゆた〜と。4親等「いとこ」の会である。開催にはきっかけがあって、一昨年の11月、父がギランバレー症候群で入院した際に「おれが生き延びれば、おまえたちに兄弟や祖先のことを詳しく伝えておかなきゃならん」と、せん妄状態の中で伯父や伯母のことを語った。快癒した後、父はそのことを覚えてはいなかったが、年長のいとこに「親父の元気なうちに」と声を掛けてようやく今日に至った。

家族の付き合いですら希薄になりつつある時代で、いとこが顔を合わせ「兄ちゃん」「姉ちゃん」と呼び合う様子は微笑ましく、深く意義あるひとときだった。


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兄弟で一人だけ残っている末っ子の父が、それぞれ(いとこ)の親のことを語り始めるといよいよ饒舌になる。笑いあり叱咤あり、初めて聞く秘話あり。いとこの子や孫も自己紹介して一家のルーツを伝え合った。


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昼間の会では収まらず、夕方からは村の昭和スナック「絹」で、貸切の大カラオケ大会。呑めるようになったハタチの娘を横目で見ながら、元気だった頃の伯父や伯母のことを思い出してみるのであった・・・



posted by オガワタカヒロ at 23:46| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月26日

サードウェーブカフェ

琲を初めて飲んだのは小学生の時だったと思う。「飲みすぎるとバカになるから気をつけなさい」と言われて山盛りの砂糖を入れて少しずつ飲んだが、苦くて飲めたものではなかった。ネスカフェのインスタントコーヒーだった。これがファーストウェーブ。日本上陸を果たした第一波である。

その後、エスプレッソなど珈琲の風味を重視したセカンドウェーブが第二波。そして近年言われ始めたサードウェーブが、コーヒー本来の価値を重視する第三波。と、知ったかぶりしてみる。

いわゆる古典的な「喫茶店」に戻った気もするが、うちのラ・メールもまさにその類の店に属する。豆にこだわり、著名な焙煎家に煎ってもらい、美味しい水で丁寧に丁寧淹れる。時代を先取りした素晴らしいカフェさ(自画自賛)


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自分でチラシ作りました。グラフィックデザインのプロの友人たち、突っ込まないでね。近隣の方々、寄ってください。



posted by オガワタカヒロ at 23:18| 宮崎 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | la mère | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月25日

信号のある横断歩道

しい思いをしたことは数え切れない。人の向上心を手助けするのは「コンプレックス」と「怒り」だ。これまでの自分がそうだったから。「田舎もん」と言われれば悔しくなり、上手い人の写真を見ると自分の未熟さに怒りを覚えた。今でもそれが自分を奮い立たせる原動力でもある。

悔しさも努力を重ねればある程度目標に近づけるが、「信号」はどうにもならない。僕が村を離れる15歳まで西米良には信号が一つもなかった。そりゃ、存在は知ってたぜ。正月と夏休み、橘デパートに連れて行ってもらう時に見たよ。

年に一度、運動場に生徒全員を集合させて「信号のある横断歩道の渡り方教室」が開かれた。街から警官、婦警、数人がやって来てその指導をする。運動場に石灰の白線で書かれた交差点に短い横断歩道が書かれて、ミニ信号機が設置された。

「みなさぁ〜〜ん。西米良には信号機がないから、おねえーさんの言うことをよ〜〜く聞いてねぇ」

あまり可愛くない婦警さんが「赤で止まれ、青で進め、黄色は注意して右左確認」と丁寧に説明してくれる。知らない生徒はいないはずなのに、みんな真剣に聞いているので、可笑しくなって笑ったら注意された。


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村を離れて数年した頃に今の信号機が点いた。街の生活に馴染んでいたが心から誇らしかった。信号機の点検を見ながら、そんなことを思い出したとさ。




posted by オガワタカヒロ at 23:23| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 西米良のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする