2018年06月24日

戦いだったと思う

2016年2月5日から止まっていた時計が動き出した。止まった時計は多くの方々の支えによって2年前の悪夢を振り払うようにパワフルな時を刻んだようだ。

3日間行われた「三文オペラ」の上演が終了した。あいにくスケジュールが調整できず観劇できなかったが、僕の友人たちと一緒に出かけてきた娘からその様子を聞き、持ち帰ったパンフレットを眺めながら、役者、スタッフの皆さんの心情を思い描いてみた。


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なぜもう一度やるのか、であればどういったアプローチで「三文オペラ」と対峙するのか。大げさに言えば戦いだったと思う。初日冒頭の舞台挨拶で涙を見せた演出家永山さんにとっても、ひとときも消えることのなかった2016年2月5日という日。

お芝居そのものの評価はこれから伝わってくるだろうが、明確なゴールのテープが見えずらいこの2年間を多くの方々が支え、それを受けた演劇人たちが一丸となって築いた初日2018年6月22日。まったくの別世界から眺めながらもこのシリーズに参加させてもらったことを誇りに思う。







posted by オガワタカヒロ at 22:40| 宮崎 ☁| Comment(0) | 宮崎のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月23日

豪快な和菓子

「久しぶりにおじゃましますよ」。懐かしい方から連絡をもらった。うれしいお知らせを聞いてほっこりさせられたうえに、これから楽しみな時間が増えそうだ。だがちょうど定休日。出かけていたので失礼してしまったが、おみやげを頂いた。受け取ってくれた父が届けてくれたのは「田園のどら焼き」


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しっとりした皮に包まれたあんこがいい塩梅の甘さだ。もともと甘いものには目がない。特に小豆の小倉あん。金沢に何年も前から撮影へ出かけているので、宝石のように美しい和菓子も頂いているが、こういった豪快な和菓子もまたいい。これと「蜂楽饅頭」という名の今川焼き。宮崎では回転饅頭とか大判焼きと呼ばれているあれだ。白と黒があって、個人的にはインゲン豆を材料にした白あんを好んで買う。

ご飯の後にこのどら焼きや今川焼きをガブリとやる旨さといったらない。






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2018年06月22日

写真を写す素材

ューリの力を借りて苦し紛れに梅雨を肯定したが、眩しく輝くお陽さまを見るとやっぱりお天気がいい。木々はたっぷりと水分を補給していかにも嬉しそうだ。

各地で紫陽花の開花が告げられ、いわゆる「名所」として聞こえる場所に多くの観光客が訪れている。先日開いた小河塾の例会では日向市桃源郷岬の紫陽花を撮影した塾生もいたし、雨季の花といえばこの花の独壇場だ。


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村でも自生、植栽を問わずさまざまな場所に大輪の花を咲かせているが、個人的に好きな撮影ポイントがある。正直に言えば、この紫陽花や左奥にある梅の花が咲く季節以外は陽の差さない、どちらかといえば花たちには不似合いな場所だ。おまけに右側の画面外に、昔「うどん屋」だった朽ち果てた廃墟が今にも崩れ落ちそうに佇んでいる。村の中心地への入り口なだけに撤去などの処理が待たれるところだ。

写真は都合よく画面を切り取ってしまうだけに、紫陽花を主役に、スパイスとして奥の竹林を効果的に入れ込めばしっとりとした季節の作品に仕上げることもできる。

見方や感じ方さえあれば、自分らしい写真を写す素材はどこにでも広がっている。







posted by オガワタカヒロ at 23:45| 宮崎 ☁| Comment(0) | 写真のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月21日

見違える太さ

が続くと父の機嫌が悪くなる。いっときもじっとしていない人なので、家から出られないのは何よりも辛いことらしい。ところが植物たちにとっては、全身で雨を受け地中からの水分をたっぷりと吸い込むことのできる梅雨は絶好の生長時期だ。

今年の家庭菜園はナス、キューリ、オクラ、トマト、シシトウを植えた。去年までの実績で我が家の土地でも実を結ぶことが分かっている野菜たちだ。特に5株のキューリにはマルチというビニールを被せて保護し、丁寧に脇芽を摘み、徹底的に害虫を除去してきた。

午後から晴れ間が出てきたので裏の畑に出てみれば、数日前にはヒョロヒョロだったキューリたちが見違える太さでぶら下がっている。各株から2本ずつ。10本の見事なキューリだ。


天気が悪いと嘆くだけが梅雨じゃないよ、親父。


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2018年06月20日

梅雨のイメージを変えた

リラ豪雨だ温暖化だと言われ始めて久しいが、シトシト降り続くはずの梅雨の雨が台風並みの降雨量で続くとなれば、晴耕雨読なんて呑気なことは言っていられない。今日の雨は梅雨のイメージをガラリと変えてしまった。

「村所橋(むらしょばし)の水位が警戒値を超えました!」

村内に響き渡る大型の拡声器から注意を促す声が聞こえてきた。自宅から2.5キロ下流の村所地区にあるスタジオとカフェが心配だ。濁流が村所橋のたもとから商店街に流れ出せば店舗の損傷は必至。

降り方が弱まったので10時過ぎに恐る恐る車を走らせた。国道と平行して走る川の様子は、銀鱗が躍るいつもの一ツ瀬川とはまったくの別物。肩を寄せ合うように集落を形成する村所地区を濁流が一飲みしそうな勢いだ。


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今日が誕生日だった倅にお祝いを伝え、川の様子を動画で見せた。1分ほどだったが、幼い頃からの経験で現状を素早く読んだ。

「台風並みの水の多さだ。鉄砲水が出なければいいけど。梅雨でここまでいくのはすごいね。なんか今年は台風もデカイのが来る予感がする」

村のほとんどの人がそう感じて、猛烈な梅雨の静まりを待っているに違いない。


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2018年06月19日

4年ぶりの観戦

用、という部類に入るのだと思う。少々かじれば人より早くできるようになる。言い換えれば器用貧乏が災いして努力を怠るという結果が待っている。運動もそれと同じで、特に球技においては小さなボールを扱うスポーツはすぐにコツをつかんで「人並み」に到達する。子どもの頃は野球、卓球。おとなになればゴルフ。仲間内ではそこそこのプレーヤーだ。ところが、ところが、ボールが大きくなるとからっきしダメな別人になる。バレーボール、バスケットボール、サッカー、まったく酷いセンスだ。

というわけでそれらのスポーツにはほとんど興味がなく、今夜のサッカー観戦も4年ぶり。だがボールが大きかろうが小さかろうが世界の超一流選手が繰り広げる競技はさすがに凄かった。

開始4分、相手選手の「ハンド」の反則退場でPKを蹴った香川真司に注目。成功したことはもちろんだが、反則選手の処理を進めながらPKを待つ相手キーパーとの何気ない会話のシーン。ど素人の僕から見れば日本の裏側、南米の強豪コロンビアのキーパーと、それもこれから真っ向勝負をする相手と談笑しておる。


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「参ったよ 😖 開始早々手を出すかねぇ。残り85分、10人だぜ」
「気を落とすなよ、試合はこれからこれから 😃 」

録画したシーンをコマ送りで見てみるとそんな会話が聞こえてきそうだ。彼が20代前半からヨーロッパの名門で活躍していることは知っていたが、世界ランク61位とはいえ、誇らしい選手がいるものだと。

試合後のインタビューで、同ポジションの本田圭佑が語った悔しさのにじむ言葉とは対照的な笑顔だった。

さて、次の第2戦は24日に行われるセネガル戦。どんなシーンが見られるか、4年ぶりの観戦でサッカーが好きになりそうだ。


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posted by オガワタカヒロ at 23:26| 宮崎 ☔| Comment(0) | 美しい日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月18日

三文オペラ、いよいよ

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「三文オペラ」の上演がいよいよ週末に近づいてきた。

2年前の2月、演劇界に激震が走った。名作「三文オペラ」の上演が満員の観客を前にしながら中止されたのだ。

今週末、再びいや初めて宮崎市のメディキット県民文化センター演劇ホールで上演される。演出の永山智行さんが「たくさんの方の支えのおかげで、この『三文オペラ』はもう一度、はじめて生まれる」といったコメントを告知の中で寄せているように、このお芝居がもたらした2年間は携わる人たちにとって深く意味のある時間だったと思う。

法律事務所が公開した当時の記事
「改めて、パブリックドメイン論。『三文オペラ』上演中止問題を契機に」


宮崎県立芸術劇場が主催するシリーズ企画「演劇・時空の旅」は2008年から好評を得ながら上演されてきた。その告知ポスターを担当して今回が3度目の撮影になる。

劇場の関係者、舞台装置・照明のスタッフ、デザイン・写真・ヘアメイクのビジアル担当者、それに10名の役者と音楽を担当する演奏者たち、総勢20数名が撮影が行われた昨年末、県立芸術劇場に集合した。


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初回の撮影から画作りはほぼお任せで撮らせてもらっている。信頼されているからこそ責任も重大だ。小道具になる大きな布を数センチ単位で上下左右に動かして位置を決め、20灯以上の照明を使って役者の立ち位置と布に細かくライティングしてゆく。

セッティング開始から約4時間。準備が整いフレームの中に役者さんたちを迎えたが、連日の稽古の疲れも見せず個性を爆発させて撮影に集中してもらった。各担当の表現者たちが作り上げた1枚のカットの中に様々な想いと魂が織り込まれている。

上演は、週末22日(金曜)〜24日(日曜)。ぜひ、お越しください。

💧 22日(金曜日)・ 24日(日曜日)のチケットは完売しました。観劇希望の方は土曜日上演のみです。

GO! 👉「三文オペラ」チケット購入とご案内



💦 地震のニュースが伝わってきました。被害にあわれた大阪の皆さま、友人、知人、お見舞い申し上げます。



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2018年06月17日

慣れていない世代

どもの頃の我が家が祝う記念日といえば、せいぜい誕生日くらいだった。大正生まれの父はクリスマスでさえ「外国のお祝い」と決めつけて盛大にはやらなかったし、父の誕生日に弟と小遣いを出し合って贈ったヘアドライヤーを見て開口一番、「毛がねえとにこげなもん買うてもったいねぇ!」。プレゼントを贈られることに慣れていない世代である。


「ほれ。父の日」
「なん?」
「骨粗しょう症防止」
「え〜、今日は父の日か」

朝、起き抜けの父に「骨ケア」のドリンク剤を届けると、受け取りはしたがそのまま飯台にポイと置いた。

「プレゼントもろぉたらすぐに開けてみらんといかんが」
「なん?」
「じゃから、骨が折れんごと飲むドリンク剤よ」

袋から出して僕らの名前を書いた小さなノシを丁寧に剥がすと、10本入りのドリンク剤を1本取り出した。遠近両用のメガネの下側を使ってしかめっ面で効能を読んでいる。

「え〜、骨が折れたらでじじゃもんな」
「そうよ。足でも折れたら寝たきりど」


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取り出したドリンク剤を箱に戻すと蓋を閉めた。嬉しくないのだろうか。無表情だ。

「これ。彩さん(妻)が選んで買うてくれたっちゃからな」

僕は少々モヤモヤした気分で帰り際にそれを伝えると、父の表情がガラリと変わった。

「お〜〜、彩さんが。買うてくれたとか」
「そうじゃが」
「え〜〜、そら『ありがとうございました』って伝えとってくれよ。ありがとうー、って」


なんじゃそれ。嫁が買ってくれたプレゼントなら大喜びするっちゃ。ま、なんでもいいけど。髪の毛より大事な骨のケアは高齢者にとって重大な問題だ。


父はもう一度箱を開けてニコニコしながらドリンク剤を眺めている。









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2018年06月16日

個性を伸ばして趣味の写真を楽しむ

末は遠くらかのお客さまがみえるので気になってはいたが、夕方帰宅すると「今日は久しぶりの方が何人かみえたわよ」と妻が伝えてきた。

昨日書いた免許センターの落語好きの方をご存知だったGちゃん、フィルムにこだわって写真を撮り続けるT君、わざわざ訪ねてくださってありがとう。今日は写真小河塾の6月例会で高岡町へ出向いていました。今度はお会いしたいですね。ありがとうございました。


📷


小河塾のメンバーは10名。宮崎市在住が7名、都城市在住が3名。そして西米良の小河。実戦撮影の例会なら場所を設定して県内各地へ出かけるが、撮りためた作品を見ながらアドバイスさせてもらう座学は宮崎市高岡町でやることにしている。宮崎市と都城市の真ん中地点で両市からアクセスしやすいことと、教室として借りる「高岡町交流プラザ」が新しい施設なうえに料金がリーズナブルだからだ。実はここに至るまでは宮崎市内を難民のごとくあちこちをお借りして座学例会を開いていた。人数を問わず10坪ほどの部屋が3.5時間で1,000円ほど。ありがたい。

相変わらず貪欲に撮影を続ける会長、日高勲さんの作品に一同ため息を漏らしながらも、「刺激になります」と例会用にプリントした2Lサイズの作品を見つめていた。それぞれの個性を伸ばして趣味の写真を楽しむ。いい写真をたくさん観せてもらった。


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2018年06月15日

「時そば」を語り始めた

年ぶりに運転免許の更新へ行ってきた。近くであれば車で1時間の西都市で事足りるのだが、他にも用事が目白押しなので、西都市を飛び越えて宮崎市にある一ツ葉免許センターで更新を行った。

「免許センターが新しくなったんだ」と思いながら建物に入ると、前回も同じような事を同じ場所で言った事を思い出す。5年に1回じゃ忘れるわな。システムに則った流れでアッと言う間に講習会場へ誘導された。教室に20人ほど。

すっかり忘れていたが、5年前、後部座席に座っていた娘のシートベルト着用が間に合わず、高速道に入る料金所で注意を受けた。「気をつけてくださいね〜」と免許証をチェックされたが、その時に1点減点されていたらしい。講習の発生はそれだった。

興味深かったのは講習会場にいらっしゃる担当の方々。現役を終えた年配の皆さんだ。まずは講習前の説明担当の方が壇上に立たれた。スラスラと淀みなくお喋りされると思っていたら大の落語好きらしく、有名な「時そば」を喋り始めた。講習を受ける若い人は呆然と眺めていたが落語好きからすれば、なかなかの噺っぷり。「サビ」の部分だけだったがオチが決まると思わず拍手してしまった。

講習開始で担当が代わったので今度はどんな方が出てくるのかと期待したら、説明を宮崎弁丸出しで語ってくださる。

「一番〜事故発生率の高いとが漫然運転ですな。運転しとる時には『かも知れん』運転を心がけてください。こんカーブを曲がったら車が止まっとる『かも知れん』そいう風に常に思いながら運転してください」

方言で言われると説得力がある。

なかなか有意義な講習だった。


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2018年06月14日

ジャガイモの初収穫

であっても山であっても「初もの」と聞けば新しい季節の味や香りが脳みそを刺激する。どんな料理で頂けるのか、いやいや、初ものはシンプルが一番だ。作りもしないくせにあれこれ想像だけは膨らます。

我が家の家庭菜園で育ったジャガイモの初収穫だ。栽培担当は両親。早朝、キュウリとナスの様子を見に行くと父と母が仕事着に着替えてジャガイモ畑でモソモソ動いている。

「よう分かったね。あんたも手伝いに来たとね?」
「いや〜、キュウリとナスの様子を見に来たとよ」

父はそんな母との会話には耳を貸さず、黙々とジャガイモを掘り続けている。「今年はできがええ」と言う父の言葉に応えるような新鮮なジャガイモたちが続々と土の中から掘り出された。


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「写真ばっかり撮っとらんで手伝いない!」



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夕飯にさっそく蒸して頂いた。皮を剥かず粗塩を付けてガブリとやれば、想像を超えた「初もの」の旨さだ。明日は煮物をリクエストしようと思う。








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2018年06月13日

後撮り

「人の子どもの成長は早い」というが、我が子と一緒に成長した村の同級生となれば話は別だ。子どもたちは保育園から中学卒業までの10年以上を変わらぬメンバーで過ごす。親同士も行事ごとに顔を合わせてお互いの子どもと交流するので、同級生と我が子の成長を一緒に確認できるのだ。

今年、娘が成人式を迎えた。9人の晴れ着やスーツ姿を見て、全員の幼かった頃を思い出せるのだから親にとっても喜びはひとしおだ。その中で「成人者代表挨拶」を朗々と伝えた中武知也君のご両親から、記念写真を撮れなかったので「後撮り」をお願いします、と連絡があった。

実は知也君、成人式を終えた数ヶ月後、体調を崩してしばらく療養していたこともあってその後撮りが遅れてしまった。「復活しました!」とのことで、5ヶ月遅れの成人写真を撮影させてもらった。彼の誕生日は6月。ギリギリの後撮りだ。


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写真をクリックすると大きく見られます


幼い頃からしっかりした視点で学級を俯瞰視できる大人びたところがあった。もちろん今でもそれは変わらず、在学する宮崎大学 地域資源創成学部で、村や宮崎の地域づくりを学んでいる。

「メンズの雑誌風に撮ったよ」
「いやぁ、照れます ^^ 」


大好きなウルトラマンを抱きしめて撮影した七五三から15年。腕組みする胸中にはどんな未来が広がっているのだろう。

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小学校の卒業アルバムより









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2018年06月12日

お持ち帰りのカレー

ミさんの店「ラ・メール」の宣伝をひとつ。以下、カミさんの声を想像して読んでください。俺の声ではダメです。

カレーをお出しするようになってちょうど1年。期間限定の「夏野菜カレー!」のつもりが、ご好評をいただいて通年のご提供になりました。商店街に店を構えるプロの方に混じっておこがましいとも思いましたが、真心込めて作る、という調理法(笑)で、なんとか1年を迎えます。通ってくださる村の方や、噂を聞きつけてお越しになる村外の方に支えられています。日曜日など外食するところの少ない村内で「重宝してますよ」と聞くと素直にうれしいです。

さて、お忙しい方たちから「ジャズなんか聴きながらゆっくり食べたいちゃけど、行けんもんねぇ」という声が届きました。もちろんそういう風なシチュエーションを希望しているのですが、食べていただくチャンスを逃しているとも言えます。

ラ・メールではお持ち帰りのカレーもご用意できます。一つ二つでしたらお待ちいただければ、数のある時には事前にご連絡いただければ準備しておきます。夕方、ある職場から8つのご注文がありました。ノーマルの辛さを3つ、2倍の辛さを5つ。お値段は一食600円です。


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「今日は作る時間がないから2つお願いしますね。旦那と食べるわ」と連絡をいただいてお仕事帰りに寄っていただく奥さまもいらっしゃいます。ノーマルで「ピリ辛」です。激辛をご希望の方は、2倍、3倍、4倍まであります。

この機会にど〜ぞ。


カフェギャラリー・ラ・メール
0983−41−4187
ラ・メールカレー 600円
大盛り +100円

ちなみに、
深煎りのラ・メール珈琲とチーズケーキセット 800円
ラ・メール珈琲  500円
レギュラー珈琲  350円
チーズケーキ単品 380円(持帰り可・保冷剤有)








posted by オガワタカヒロ at 23:33| 宮崎 ☀| Comment(0) | la mère | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月11日

ふたりのお客さま

「11日の月曜日に伺います」とお二人の方に連絡をもらった。時間をずらしてご迷惑にならないようにお迎えする予定だったが、来訪が重なったおかげで「作品お渡し」の記録が残った。

企業にお勤めの彼はチーズケーキをお求めに何度となくギャラリーにお越しいただいていた。「西米良に取引先がありまして」と聞いていたが、展示していた1,500mm×1,000mmの作品を前にして長い時間観入ってらっしゃったので気になっていた。そのうち、「サイズを小さくして購入はできるのですか?」と聞かれる。「もちろんです」と答えて、サイズ、価格、納期をお伝えして、本日がお渡しの日。


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納得いくまでプリントを繰り返し、お渡しする作品が仕上がったらサインを入れて額装する。「工程を聞いて作品に対面したらゾクゾクしてきました。心して受け取ります」。なんだか余計な裏話をお伝えしてしまったが、これからは作品のひとり歩き。掛けられた環境でさまざまな想いを伝えて欲しい。

ところで写真を撮っていただいたのはお会いする時間が重なってしまったもうひとりのお客さま。出会いは2005年。「西米良発 若者図鑑」のメーキング番組を鹿児島でご覧になったお母さまが「娘を撮ってほしい」と、大学を卒業されたばかりの娘さんを連れてお越しになった。恥じらいながらもフレッシュな笑顔が印象的だった。その後、愛車に乗って度々鹿児島から遊びに来てくれるようになる。

今日は6年ぶりの来訪。すっかり女性の美しさを身につけていて、あの頃がずいぶん懐かしく思えた。フルコースで昼食を召し上がった後、珈琲を飲みながら夕方まで話し込んだ。映像の世界へ身を置く彼女は神楽にも造詣が深く多くの写真を撮っている。撮影した写真データを観せてもらい、次回は西米良写真合宿を敢行しようと約束して見送った。


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posted by オガワタカヒロ at 23:45| 宮崎 ☀| Comment(0) | 写真のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月10日

飛んでるのね

入れ、なんて生意気だが、カレーを提供する材料が地元商店街で揃わない時には村外へ買い物へ出かける。大型スーパーのある東側の西都市まで車で1時間。同じ西側の熊本県湯前町まで25分。夕方からの買い物には短い時間で行き来できるうえに、2車線道路が整備してある西側が最適だ。

県境を越えて球磨盆地へ降りると、村ではずいぶん前に山の頂の奥へ沈んだはずのお陽さまが、西の空の遥か上空で輝いてる。助手席の妻が陽避けのサンバイザーを下ろした。1日で1時間、1年で365時間。365÷24=15.208・・・ 年に15日分のお陽さまを損してるってことか・・・。

買い物を終え、馴染みの店で夕飯を済ませて帰宅途中、毎年恒例の場所に数台の車が停まっていた。

「そうか、そうか」
「飛んでるのね」

隠語のような会話をして僕らも道路脇に車を停めた。

毎年ゲンジボタルが数千匹も乱舞する村内板谷川の国道沿い。雨で増水していたのでどうかと思っていたが、まとまった小さな灯りが規則的に対岸の川べりを照らしていた。そぼ降る雨でカメラは構えられなかったが、野山の草花と同じで人間の喧騒をよそに、毎年淡々と繰り返す様子にしばし見惚れる。


🎄


乱舞の時期は今月中旬頃まで。見物の方がいる時は道脇に車を停めたらヘッドライトはすぐに消してください。懐中電灯を用意しておくといいです。蛍たちの初夏のクリスマスツリーがお迎えいたします


昨年、我が家の前から。左側の国道沿い。数は少ないですが、各地区で見られます。


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posted by オガワタカヒロ at 23:36| 宮崎 ☁| Comment(0) | 西米良のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月09日

授業の成績では得られない自信

校の西米良中学校に写真を使った授業を何度となく依頼されている。昨年は生徒たちの作品制作にアドバイスをして公のコンクールにトライした。ほとんどの人が教育書籍でお世話になった旺文社が主催する「全国学芸サイエンスコンクール」だ。

昭和32年から開催されている伝統あるコンクールだが、なにせ応募の数が尋常ではなく、全国の小中高生からサイエンスジャンルと文芸ジャンルの29部門へ13万点を超える作品が寄せられた。写真部門の総数も1,742作品。中学生作品1,056作品の中から入賞入選が13作品に絞られたが、なんとウチの中学校から2作品も入ってしまった。当時の3年生9名の中からの選出である。生徒以上に学校の先生方、保護者の方々の方が驚き、事実僕も結果発表のサイトを二度見した。

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そのコンクール事務局から今年度分の応募資料に昨年度の金賞作品紹介と入賞入選者の名前が掲載された作品集が届いた。何はともあれ選に入った中村美月さんと小河礼佳さんの名前が載せられているページを探してあの時の喜びをもう一度味わう。その後は気になる写真部門の頂点の作品を分析。

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う〜む。「環境」というテーマを見事に表現しておる。審査委員の写真家、大石芳野さんもさぞかし驚かれたことだろう。

「参加賞」のサインペンが常連だった生徒たちが自分の名前が活字になって大きな舞台で認められる。授業の成績では得られない自信を持てることは今後の人生で大きなプラスになるはずだ。

さて、今年のテーマをじっくり検討して、表彰式で東京へ行けるようにガンバロ〜ね。








posted by オガワタカヒロ at 23:33| 宮崎 ☁| Comment(0) | 写真で伝える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月08日

修業時代の話

真を撮って生活できるようになって30年。いくら趣味の写真が上手いっといってもクライアントの要望に応えて、またそれ以上の写真を提供できるようになるまでにはずいぶん時間がかかる。特に広告系のカメラマンは莫大な予算の中で「撮影」というポジションを担うわけで、スチールにしてもムービーにしても重責だ。

1980年代をそのカメラマンのアシスタントとして過ごした僕らは、修業以前に生きることが大変だった。今のようにキチンとしたギャラを払ってくれる人は少なく、たとえ会社に入っても「これでどうやって生活したらええの〜」と嘆きたいくらいのお手当だった。写真学校を卒業して1年だけ「定額」をもらえる会社に入ったが、給料5万円。「仕事を覚えられるのにお金まで頂ける」と教えられ、怒鳴られながら過ごした。だが若さは強い。3つ歳上の先輩アシスタントと毎日の厳しさを自虐ネタで笑い飛ばせるようになった。

暗室で毎日数十本のブローニーフィルムを現像しながら、失敗でもしたらこっそり逃げだすしかないと度胸が付き、撮影で使われた生肉を持ち帰って食料にもした。もちろん写真を撮るために手で形を整えたり、テカリの油を塗ってある肉だ。周りの若者はバブル景気に湧いて浮き足立っている時期に、今思えばすさまじ時代だったなぁ。


先日、同年代の新聞記者氏とSNSでコメントのやりとりをした。懐かしい修業時代の話だ。報道系の人たちもフィルム時代はなかなか際どい写真との関係があったようだが、生活そのものが厳しかった当時のカメラマンアシスタントに、いいか悪いか軍配が上がったようだ。



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「お前はチビなんだからモデルの身長になって背伸びしろー!」(1982年ごろ・テスト撮りのポラロイド写真)






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2018年06月07日

美術展の発展を予測させる

年3月に開かれる「第45回宮崎県美術展」の第1回運営委員会に出席してきた。絵画・書道・彫刻・工芸・写真・デザイン・映像の7部門に、宮崎県から13名が委嘱されて美術展の企画、運営、展示に携わる。写真部門は私ともうひと方。

会場になった美術館の一室は今までにない活発で建設的な提案が多く出されて予定の時間をオーバーするほどの熱気だった。丁寧な司会進行、問題を深く掘り下げた新委員さんの意見などに全員が触発された。こういった場の雰囲気は美術展の発展を予測させてワクワクする。会次第に沿って流されてゆく形式的な会に参加することもあるが、今日の会議はあと1〜2時間やっても意味のある審議だったと思う。


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「今年度もよろしくお願いします」と美術館スタッフと声かけをして会場を後にした。




父が出てくるとこいつが手ぐすね引いて待っている。娘の授業は午前中のみ。彼女が気にしていたカフェに付き合い、アールグレイを時間をかけて頂いた。






posted by オガワタカヒロ at 23:56| 宮崎 ☔| Comment(0) | 展覧会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月06日

百菜屋で蕎麦でも食べるか

口の多い街の飲食店なら毎日のお客さんの数をだいたい把握できるはずだが、珈琲やカレーといった嗜好的な食べ物になると、村の人が入れ替わり立ち替わり入店することはまず無い。特に今日のように朝から降り続き、足元が濡れるような日には「外食」の選択は少なかろう。12時台にひとりだけカレーのお客さんが来てくれたが、静かなランチタイムだった。

「1時過ぎたら『百菜屋』行って蕎麦でも食べるか」
「いいわね。行こう、行こう ♪ 」


西米良には、1990年代に入って猛烈な勢いで増え続けた「道の駅」にあやかった「川の駅 百菜屋」という施設がある。平均年齢が80歳に近いばあちゃんたちが運営する特産品販売と食事処だ。13年前の7月15日にオープン。高齢者ばかりで先行きが心配されたが、ばあちゃんたちはますます元気で多くの観光客を受け入れている。名前のとおり「百歳屋」になるのも夢ではなさそうだ。

5〜6人でシフトを組み、おふくろの味を提供しているが、担当が変わると味も変わる。それを魅力として受け入れてしまえば同じメニューで何種類もの味を頂けるという特典もある。妻は蕎麦、僕も同じものを頼んだが少々足りないので、おにぎりをひとつ追加した。

出されたお茶を頂いていると、「ちょうどまかないの料理を作とたっちゃが。これ食べてみらんね」と差し出されたのは筍や野菜の天ぷら。「わ〜っ、すんませんねー」と摘んでいると、「あんた、ネギ好かんかったがね。抜いてあるからね」とお盆に乗せたネギ抜き蕎麦ができあがってきた。


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外食へ来ているのに親戚のばあちゃんちに上がりこんだ感覚で食べられる。商いといえどもお客を受け入れる広い間口も必要だなぁ、なんて写真以外のことを真剣に考えた梅雨の昼飯でしたとさ。








posted by オガワタカヒロ at 19:32| 宮崎 ☁| Comment(0) | 美味しいもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月05日

らしいお天気

にごとも「らしさ」という状態は素直な生き方につながる。裏を返せば無理をしないことからそれが表出するともいえる。年中野山に囲まれて記録を収めていると、木々や草花にそれを教えられる。植物は様々な環境や時間を経ることによって現在の姿に進化したと思われるが、個に合った季節や天気によってさらに個性が引き出され、より美しく見えるのだ。

梅雨にしてはらしくない天気が続いていたのに、蛙や赤翡翠が鳴き始めると案の定本格的な梅雨の天気になった。山は巨大なジョーロから降り注がれた水滴を口を開けて待っていたかのようにたっぷりと吸い込み、木々や草花の根の先まで水を送り込んでゆく。それを受けた植物たちの気分の良さそうな塩梅といったらない。

咲き誇った紫陽花が美しい。

シトシトと降り続く、6月らしいお天気をしばらくは楽しめそうだ。



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posted by オガワタカヒロ at 23:22| 宮崎 ☔| Comment(0) | 美しい日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月04日

純文学とエンターテインメント

温が安定してきたのでモノクロの現像をやり易くなった。デジタルが一般的になってフィルムの撮影方法すら知らない人が増えたが、現像となると、さらに技術や経験が伴う。どんなに素晴らしい撮影をしても、最終的に「写真」と呼ばれるためにはこの過程を完璧に通過しなければ成り立たない。相まみえない化学と感覚を一緒にする作業なのだから、上質なネガを生み出した時の喜びといったらない。データと感覚。撮影自体にもそんなところがある。


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純文学とエンターテインメントについて、という新聞記事の内容を写真に置き換えて、先輩写真家氏がfbでコメントを寄せていた。その言葉に共感もしたし、あの方もこんな風に写真と向き合ってらっしゃるのかと単純にうれしかった。

ここで純文学系とエンターテインメント系の写真について語るつもりはない。評論家でもないし表現という枠の中では同じ写真であることには変わりはないからだ。ただ、撮り手の気持ちを撮影の瞬間まで惑わせ、結果、仕上がった写真に釈然としない思いを残すこともある時代になったことは確かだ。

自分に置き換えての結論だが、デジタル化がもたらした情報過多によって生じる迷いだと思われる。フィルムからデジタルへ移行した時間を歩いた人間にしてみれば、これほど楽しい写真時代を迎えるとは想像もしていなかった。

感度の違うフィルムを入れ替えなくても明暗に対応でき、ゼラチンフィルターを被せなくても色温度を調整できる。さらに、撮り終わった写真データに手を加える、パソコン上の「第二の撮影」を施し、エンターテインメント風に表現することも可能になった。それに伴い写真を別次元から作り出す人たちの影響力も多岐にわたるようになる。楽しいはずの写真時代を突き詰めてゆくと、プロでさえ今自分がどの辺りで写真を撮っているのか分からなくなってしまう危険性もはらんでいたのだ。

拙著「結いの村」の制作でアドバイスを頂いた写真家、橋口譲二さんは一切デジタルで作品を撮らない。理由は「僕はデジタルを扱えませんから」。他にも世界的に活躍する写真学校時代の同級生も作品はフィルムだ。彼らはデジタルを扱うことによって生じる迷いを本能的に分かっているのだろうか。そうは言ってもデジタルで様々な表現を見せる著名な写真家も大勢いる。

デジタル的な迷いを起こさせないように、全てフィルムへ回帰することは自分の仕事の範疇では不可能だが、フィルムに戻したからといって前出の問題が解決するとも思えない。


篠山紀信氏が、著書「写真は戦争だ!」(河出書房刊)の中でこう語っている。

「僕は過去の自分の作品を振り返って写真について語るようなことはしたくないんです。いま撮っている写真の中にこそ僕の写真論があるし、写真の現在がある。(中略)僕の写真論は、いま戦っている現場からの『戦況報告』なんです」








posted by オガワタカヒロ at 23:34| 宮崎 ☁| Comment(0) | 写真のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月03日

プランターを構えて

年前、狭い庭にさらに小さな菜園を作った。小石や砂利が混在した酷い土を丁寧にふるいに掛けてフワフワの環境を作ったので、豊作間違いなしと豪語したら、期待の半分も育たなかった。野菜を育てる前に土を育てる時間が必要だと知った。

今では春先に苦土石灰を撒いて耕し、今年はマルチと呼ばれるビニール製のシートをかぶせて苗を植えてみた。生き物は正直で、タケノコ並みの速さですくすくと頑丈に育っている。

野菜の種類はというと。キューリ、ナス、シシトウ、カボチャ。どれも家庭菜園の常連だが、ラ・メールのカレーランチでも使えるようにと虫のいい想像も含まれたセレクトだ。しかし、この菜園の弱点は日照時間。家と山の隙間にあるために午後になると日が当たらなくなる。そこで今年は南向きの家の壁面の前にプランターを構えて、別口でキューリとオクラを植えてみた。


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「やっぱり太陽の栄養は素晴らしいね」と話しかけながら育てていたが、ここへきて成長が停滞してきた。出遅れていた畑の野菜はプランターの野菜の成長を追い越し本格的な結実へ向かっている。葉っぱはうどん粉病にかかるし、環境が整い過ぎるってのも良し悪しなのかねぇ。







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2018年06月02日

相棒はスーパーカブ

年代の自転車話をしたばかりだというのに、今度はバイクでみえたご同輩だ。何度か来村されているが、その時は400cc超の大型バイク。フルフェイスのヘルメット姿はいかにも「ライダー」という出で立ちであったが、今日は近所の友だちがつっ掛け履いて遊びに来た、って感じ。

「ご無沙汰してます」
「お久しぶりですねー。バイク、変わりました?こっちからははっきり見えなかったけど」
「いやぁ、もう取り回しが大変になってこれにしました」

外へ出てバイクを見ると、あの世界の名車「スーパーカブ」。それも排気量の大きい110ccだ。

「もう少し待てば120ccが出たんですけどね。待ちきれずに先月買ったんですよ。よく走ります、いいですよ〜」


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HONDA・HPより


聞けば、宮崎市の自宅から小林方面へ出発。小林市からは、全国にも名を轟かせている難所中の難所、「酷道265号線」に入って旧須木村を経由して入村。数十年前に消失した尾股地区を抜けて到着したという。

「珈琲一杯頂いて帰ろうと思って寄りました」
「すごかったでしょう265。じゃぁ後は宮崎へ向かって下るだけですね」
「いやいや。これから椎葉村へ向かって東へ。南郷経由で『ひむか神話街道』を南下して瓢箪淵の先へ出て西都へ向かって宮崎です。楽しいんですよ、途中いろんな動物に会えて。下り坂ではエンジン切って下りますから気がつかないんでしょうね」

まっすぐ国道を帰れば40分ほどで行ける場所まで2時間以上掛けて林道を走るのだそうだ。それも相棒はスーパーカブ。



これは自転車、バイクという以前に、50歳を過ぎたら子ども時代の冒険を今の環境に置き換え、「大人でも楽しんでしまえー!」という感覚が現れるのかもしれない。ご同輩の奥さま方、ご苦労されますがよろしくお願いいたします。









posted by オガワタカヒロ at 23:41| 宮崎 ☁| Comment(0) | 美しい日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月01日

絶好の鮎解禁日

師にとっては「明けましておめでとう!」と叫びたくなるほどの朝だったと思う。水量は少ないが好天に恵まれて絶好の鮎解禁日ではなかったか。

帰郷してすぐに鮎の会に入れてもらい上級者の方たちにご教授いただいたが、さっぱり上手くならない。気が急いて鼻カンで鮎の鼻っ面を破壊したり、掛け針を自分の指に引っ掛けた痛さでオトリを逃がしたり、散々の結果なうえに取り込みを失敗して一桁釣果は毎度のこと。それでも楽しいのが鮎の友掛けだ。

上手い人ばかりの解禁日は遠くで眺めながらお勉強の日。それでもよく見れば「俺と変わらんなぁ」って人もいる。あの程度で解禁日に登場するとは相当勇気のある人だ。


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夕方、上流からの風が吹き抜けると川面に鮎のウロコに似た細かな波が立った。賑やかだった一ツ瀬川の6月1日がそろそろと暮れてゆく。







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2018年05月31日

57

方に敬意を表して。零ICHI で乾杯。

慈しみに酔います。


57歳。

これからもよろしく。


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posted by オガワタカヒロ at 23:05| 宮崎 ☔| Comment(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月30日

被写体を見定める力

る方の撮りためた作品をコンタクトシートに残すお手伝いをしている。A4に20カットが収まるようにプリントして、160枚収納できる透明ファイルに入れてゆく。現在4冊分、640枚、カット数にして12,800カットを収めたが、ようやく折り返し。

アマチュアでこれほどコンスタントに作品を撮り続けるエネルギーが凄い。他にも削除してしまったり、「どこかにいってわからなくなった」というカットも多数あるという。特別な場所で撮影された写真ではなく、日頃ご自分が見ている環境の中で写されている。質も高く、すぐにでも個展を開けるほどのクオリティーに達している。


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アマチュアと甘く見るなかれ、被写体を見定める力と行動力はプロも見習うべきほどのものだ。






posted by オガワタカヒロ at 18:12| 宮崎 ☁| Comment(0) | 写真のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月29日

すっきり

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然!

ひとまずすっきりした。






posted by オガワタカヒロ at 23:17| 宮崎 ☁| Comment(0) | 戦う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月28日

イイもの

計を買ったが初期不良に当たってしまい修理に出した。それがきっかけで以前使っていた懐中時計を使うことになる。

ジーパンのウォッチポケットから出して時間を確かめる所作が気に入って、人がいるところでわざわざ時間を確認した。「それ何ですか?」「カッコイイですね」なんて言われて「あっ、これ?あ〜、そういえば今日は懐中時計持ってたんだ」と答える準備をしていたのに誰も気づいてくれない。家に帰って着替えようとしたら「それ、カッコイイね」と妻が渋々褒めてくれた。人の目ってのは、ま、そんなもんだ。


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その不良時計が戻ってきた。こんどは正確に時を刻んでいる。時計の名は「SEIKO 5」。小学生の頃に憧れた高校生や若い兄ちゃんたちが付けていた。セイコー5は日本中で大流行。30代だった父の腕にもこれがあった。

シンプルなデザイン。イイものは時代を超えるなぁ。







posted by オガワタカヒロ at 23:33| 宮崎 ☔| Comment(0) | 美しい日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月27日

年貢の納めどきかも

にかのお告げだと思う。5月に入って爽やかな気候になったが、週末になると同年代のおじさんたちが続々と遠方からやってくる。おじさんたちはみな自力での来村だ。

ロードバイク。僕らが子どもの頃は「ドロップハンドル」という曲がったハンドルの付いた、サドルの高いスポーツ自転車がそれだった。高鍋町に住んでいた" いとこ" のあんちゃんが乗っていた。「こんげな細せぇ〜タイヤでひっこけんと?」。アホな質問にあんちゃんは答えてくれなかったが、そのカッコイイ自転車はいつまでも印象に残った。



「友だちが『やめられないほど楽しいから』って勧めるんで始めたんですけど、ほんとうに楽しいですよ」

自分より少々先輩だろうか、休日を利用して宮崎市からの70キロを走破したお客さんが、ランチを注文して嬉しそうに語った。

こないだは高校の同級生2人がやって来てその楽しさを力説した。長く続けるのなら30万くらいのやつを買った方がいいと言う。僕は苦し紛れに反論した。

「30万のカメラは金を生むからな」
「自転車は夢を生むよ」

二の句が出なかった。


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鉄道の終点、熊本県湯前駅まで自転車を積んで遊びに来る福岡の友人がいる。電車を降りると「あの坂を見るとたまらん!」とばかりに、うれし涙を流して県境の横谷峠を越えて入村する(写真拝借)。我が家に泊まって杯を重ねれば、体脂肪の話や健康診断の数値の話でやり込められる。



「いつかはやるよ」。のらりくらりはぐらかしていたが、いよいよ年貢の納めどきかもしれない。







posted by オガワタカヒロ at 23:55| 宮崎 ☔| Comment(0) | 美しい日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月26日

最低最悪の人間

きるだけ写真と西米良にこだわった日記を残そうと書いているが、今回の日大アメフト事件には言葉を失い、書き留めておくことにした。

おお事になる前にニュースで報じた問題のシーンを見たときの感想は、「酷い選手がいるものだ」が素直な気持ちだった。チーム内でも浮いた存在の選手が自己主張のためにとんでもないことをして注意を引く。幼児が気に留めてほしいがためにいたずらをやったり、汚い言葉を使ったりする、あれだと。

時間が経って全貌が明らかになると、指導者が最低最悪の人間だったと分かる。それからのことは報道のとおり。

ハタチの若者がひとりで記者会見場に登場すると、包み隠さず全てをさらけ出して猛省した。我が子の年代と重なり、またスポーツファンの一人として、彼の勇気に涙が出て、監督コーチに怒鳴りたいほど腹が立った。そこに日大の関係者はだれもいない。後日、守るはずの立場である監督とコーチが、敵対するかのような会見を開いた。


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組織のチカラが個をねじ伏せる。政治の動き、スポーツ界、75年前の軍国主義日本となにも変わらんではないか。





posted by オガワタカヒロ at 23:16| 宮崎 ☀| Comment(0) | 戦う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする