2016年09月27日

舜くんの目が

が幼稚園へ通う頃、遠足で動物園へ行った。まだ在京時代だから場所は横浜かどこかだったと思う。キリンや象を見た後、子どもたちはそれより身近な鹿の檻の前へ来て「かわいぃ〜 💕 バンビさんだ〜 😄」を連発する。先生も「ほんとね〜 😊」と愛らしい瞳を見ながら一緒に見物する横で、舜だけが「おいしそ〜 🍴」と感想を口走ってしまい、園児と先生は目が点になった。後日その話を先生に聞かされ、かくかくしかじか、「私の田舎では鹿がたくさん獲れまして、塩焼きにして食べるとこれがまたたまらなく旨いんです」と説明した。半信半疑の先生は「そ、そうだったんですね 😝 舜くんの目が急に輝き始めたので・・・」と二の句が出ないほど驚かれた。今ならお詫びに鹿の瞳にも負けないくらい美しい曲を聴かせてあげられるのに。


帳が落ちると山のあちこちから鹿の鳴き声が聞こえてくる。鹿は秋に交尾を行い初夏に出産を迎えるので、鹿男子たちは求愛とライバルへの威嚇のために「キ、ヒィヒィ〜〜〜ン」と11月頃まで鳴き続ける。初めて聞いた人は山中で人間同士のトラブルでもあったのではないかと本気で驚く。

食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋。行楽ずくめの人間社会だが、動物たちにとっては年に一度の勝負の季節なのだ 😈」

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鹿が居たのだろうか、大きな物音がして茂みからカラスが一斉に飛び出してきた。


posted by オガワタカヒロ at 23:48| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 西米良のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月26日

敏感な鼻

いには敏感な方だと思う。初めて食べるものに必ず鼻を近ずけて嗅ぐ仕草とか、匂いではないが酸っぱい食べ物が苦手というのは「原始的で人間に成りきっていない動物の習性だ」と家人たちは言う。なんとでも言え。

子どものころからそうだった。生まれた宮の瀬住宅は戸建てではあったが15坪ほどの家が十数軒ひしめいていて、子どものいる家には勝手に上がり込んで遊んでいた。その一つ一つのお宅にはそれぞれの匂いがあって、染み付いた食べ物の匂いだとか、親父さんの整髪料の匂いとか、様々な匂いを今でもはっきり覚えている。煙草の匂いも通り過ぎた車の人が吸っていれば届いてくるし、ガス漏れ感知器より早い反応で「臭い!」と指摘するからとてもありがたがられる。

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台風以来カラッと晴れないので玄関でお香を焚いて悦に入っているが、「くさい、くさい」と評判が良くない。おそらく僕ほど鼻が敏感ではないからこの良さがわからないのだと思う。


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2016年09月25日

延岡より

末は村を訪ねてくださるお客さまが多く、その足でカフェにもお寄りいただく。14日に放映されたテレビの影響もあるが、最近は県内北部の方が多くみえて驚いている。

宮崎県は南北に長い県で、西米良村はそのちょうど真ん中あたりに位置する。南の端には「串間市」、北の端には「延岡市」があり、このふたつの名を聞くと「(一番)遠い所」という印象がある。従来の国道を利用すれば両市とも片道3時間以上のコースだ。ところが2年前に北の延岡市から宮崎市までの高速道路が全線開通したおかげで「聞いたことはあるが、行くには遠すぎる西米良」にもお客さまが訪れるようになったというわけだ。

金曜の祝日には村所驛広場で開かれたお祭りに「友だちのバンド出演の応援に来ました」という延岡のご夫婦は「初めて来たけど良いところですね」と。今日の日曜は「昔この辺りへ仕事に来てました。近くなったですね」と延岡の方二人ずれ。お話しするうちに延岡出身の友人の遠縁になる方だとわかってびっくり。「2ヶ月に一度くらいは『ゆた〜と』に来てるんですよ。ほかの温泉とは明らかに違います。途中にも温泉はあるんですけど来ちゃいますね ^^」と嬉しい感想のご夫婦は門川町(延岡市の隣町)から。片道2時間、ちょうどいいドライブコース。

インフラの整備でさまざまな影響や恩恵があるものだ。長い長い宮崎県も狭くなった。

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「昔は旭化成の人たちがたくさんおってね、みやこんじょうより多かったんですよ、人口」。そう聞いて以前携わった仕事を思い出した。今ならPhotoshopでちょちょいのちょいだが、これは試験官1本1本に色フィルターを仕込み、グルーガンで組み上げ、真俯瞰2m からシノゴ(フィルム面4inch ×5inch の大型フィールドカメラ)で撮影している。

posted by オガワタカヒロ at 23:35| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | la mère | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月24日

しつこい展示指示

味で撮り始めた写真を初めて客観的に評価されたのは高校3年生の時だった。地元の新聞社が紙上で行う月例フォトコンテスト。高校生の自分を当時の写真部長さんが大人と同等に評価してくださったことで、その後の人生が大きく変わった。

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それがきっかけで写真の道へ進み、30数年経った今、その宮崎日日新聞社が主催する美術展に企画委員として携わっている。一昨日、横木安良夫氏による審査の発表があった入賞・入選156作品の展示指導に、会場の宮崎県立美術館に伺った。

昨年より出品点数が5点増えて404点。入賞・入選も2点増の156点。入選率は35%。相変わらず7部門中トップの狭き門である。結論から言えば、今年の写真は面白い。ベテランから高校生まで年齢層も広く、内容もバラエティーに富んで、個性豊かな作品が評価されている。自分で「こう撮りたい、こう表現したいから」といったメッセージの強い作品が並ぶ。観覧するのも楽しくなるコンテストだ。

その作品群を展示するのが企画委員の役目である。他部門の先生方と午前10時に集合して打合せの後、展示に取り掛かった。展示作業は専門の業者さんが行うので作業することはないが、展示の仕方はこちらの一言で全てが決まる。

2013年から4回目の仕事だが、それ以前に観覧者として観た時の感想は、照度不足。入場者が年配の方が多いのに、この明るさではせっかくの良さが伝わらない。さらに、角(かど)に展示される作品は特に暗くなるため追加のライトが必要だ。それを解消するためにスポットライトを増灯して、観覧する人の目に入らないギリギリの位置まで下げた。電動の昇降機を操作する美術館の方と息を合わせてアップダウンを繰り返し、ライトの方向を調整する。


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入賞・入選した人たちは、なにはともあれ自分の作品である。156点一つ一つに気を配って展示しなければ1年間このコンテストを目標にして、結果を出した方々に申し訳ない。

午後6時、こだわった甲斐あって美しい展示になった。しつこい展示指示に付き合ってくださった業者のみなさんに「おつかれさんでした!」とお互い笑顔で挨拶をして会場を後にした。

初めて自分の写真を丁寧に見て、評価してもらったあの時のことが今の仕事に生きていると思う。


第68回 宮日総合美術展
10月1日(土)〜 10月16日(日) 休館日:3日(月)・11日(火)
午前10時〜午後6時(入室は午後5時30分まで)


posted by オガワタカヒロ at 22:50| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月23日

(めんどくせぇなぁ)

西米良は剣道の盛んな地である。元を辿ればこの地を治めた菊池氏が、好んだ剣道を広めたと聞く。僕も例に漏れず小学2年生から剣道を始めた。いや、始めざるを得ない、というか、剣道を志さぬ者 男にあらず、といった空気があった。渋々入部したが袴や防具を買ってもらうと俄然その気になった。結局、中学まででやめてしまったが、同級生には国体で優勝(高校)、全日本まで出場して指導者となり剣の道で身を立てた猛者もいた。

「礼に始まり、礼に終わる」と言われる武道の言葉どおり、挨拶、礼儀の実践を徹底的に叩き込まれた。だが子どもである。内心(めんどくせぇなぁ)と思いながら言われたとおりにしていた記憶が残る。

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いつものとおり仕事を終えて温泉に浸かっていると、これまたいつものメンバーが僕の後に入ってきた。夜の8時頃といえば顔ぶれは決まっている。「こんばんは!」と背後から声がした。体を洗いながら振り返れば剣道の稽古を終えた中学生が直立しての挨拶だ。もちろんお互い裸だが、不思議な空気が張り詰めて「こんばんは。お疲れさん!」と返した。いつもよりワントーン低い声で挨拶した。そうした方がこの場に合っている気がしたからだ。

彼は中学時の僕ほど不真面目ではないだろうから気持ちを込めて挨拶をしてくれたはずだが、この経験がのちに生きる。面倒だ、と思っていたこの僕でさえ、今では目を見て挨拶をしなければムズムズして気持ちが悪い。

渋々始めた剣道にも、ちゃんと意味があった、ということだ。


posted by オガワタカヒロ at 23:08| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 西米良のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月22日

舜のリーダーライブ

楽も写真も培ったスキルと持ち得る感性を融合させ、機械(楽器)を介して表現する。大きく違うのは音楽には「ライブ」という制作現場があってそれをお客さんに見てもらえることだ。我々に置き換えてみると、被写体に対峙しながら一喜一憂する様を観覧者に見られるということで、これは大変な勇気がいる。昨年参加したアートプロジェクトがそれに近い試みだったが、撮影の現場を見ていただくことはなかった。

そういった意味での音楽家は計り知れない重圧の中で演奏を行っているはずだ。消えてゆくとはいえ、音の良し悪しを目の前の聴衆にさらけ出し評価を受ける。しかも聴く方が酒を飲んでいることもあるという現場だ。感覚を刺激するする芸術も様々だと思う。

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舜のリーダーライブが開かれます。場所は東京、大泉学園にあるライブハウス「in F」。今月6日にピアニストとして参加したライブ演奏を気に入ってもらい「10月にどうでしょう?」との話があったようです。初めて演奏させてもらったライブハウスのようですが、「ピアノの音が抜群にいい」とのこと。彼本来のメロディアスな音をお届けすると思います。在京の方、よろしければ駆けつけてやって下さい。

「in F」
・10月15日(土曜日) 午後8時開演
・小河舜(p) 菊地藍(b) 佐藤慎太郎(ds)
地図


posted by オガワタカヒロ at 22:32| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 小河 舜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月21日

異様な光景

D800Eに単焦点50mm f 1.2 を装着して自宅からスタジオのある村所(むらしょ)までの約2.5キロを歩いた。いや、朝の散歩を止めたわけではない。今までどおり6時から出かけようとしても夜明けが遅くなり、撮りたい時間帯がなかなかやって来ないのだ。

妻に「後で通勤用と♨️入浴用のバッグを持ってきてくれ」と言い残し家を出た。清々しい台風一過の空気を満喫しながら山並みや雲を撮りながら春の平(はるのひら)棚田が見渡せる道へ来ると、異様な光景が眼の前に広がった。

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台風16号の凄烈な風によって大量の稲がなぎ倒されていたのだ。不思議なことに棚田全ての稲が倒伏したわけではなく、風の通り道だったのだろうか、まるでそこだけを押しつぶしたように無残な姿をさらしている。

人的被害がなかったことは幸いなこと。だが「よかった、よかった」と台風一過の青空を呑気に眺めて、鼻歌交じりで撮る気持ちにはなれなくなった。


posted by オガワタカヒロ at 23:54| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月20日

台風23号に進路や規模が酷似

まじい雨と風の印象を残して台風16号が日向灘沖へ抜けて行った。鳴り物入りで日本に近づいてきたわけだが、僕のトラウマである昭和46年8月29日に九州へ上陸した台風23号に進路や規模が酷似していた。

上陸した時の大きさが45年前の23号が940ミリバール、今回が945ヘクトパスカル、上陸場所も鹿児島県大隅半島で東北東へ進んだ。しかし、速度の違いで災害の有無が大きく違った。とにかく無事でよかった。とはいえ、まだ日本を横断するように東へ進んでいる。東のみなさん、「逃げるが勝ち」ですよ。

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カフェオレなら飲み放題なのだが・・・、台風一過の透き通った空気が何もかもを美しく見せてくれる。農家の人が気がかりだった稲の倒伏も少なくてよかった。


posted by オガワタカヒロ at 22:47| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月19日

洒落た人

日、地区で「敬老会」を祝ってもらった父が、「お前んところのお祝いができんかったろう」と日が重なった妻の誕生日を祝うために1日遅れの昼食に誘ってくれた。

父は若い時分東京出張の帰り、飛行機内ショッピングでアクセサリーやバッグを母に買ってやっていた。帰宅しても買い物の事は母に言わず、しばらくして商品が送ってくると「おお、来たか。お前のじゃ」と、サラッと母に渡していた。大正生まれにしてはなかなか洒落た人だ。

実は昼食の事も一週間ほど前からこっそり伝えてきていた。息子の嫁の誕生日を覚えていて、お昼をご馳走してやろうなんて、とても僕にはできないだろうと思われる芸当だ。

「台風が来るから近くでいいだろう」と僕に温泉のレストランを予約させて、我が家と両親とでお昼を頂いた。「敬老の日」どころか、まるで反対に気を使ってもらい、お返しに贈った「 敬老」の和菓子セットがかすんでしまった。

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温泉からの帰り道。中学校の通学路に満開の彼岸花。台風上陸でこの景色も今日までかもしれない。


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2016年09月18日

男性の1番が父

く速さほどの台風16号のおかげで、村内で行われるはずだった「敬老会」が各地区で中止になった。こればかりは台風の進路や速度を見越して決めるわけだから、その中心になる自治公民館長さんはやきもきした数日を過ごされたはずだ。

我が竹原(たけわら)地区も役員さんたちが検討を重ねた末、開催を決めて「振興大会」も一緒に行われた。新しく就任した自治公民館長の挨拶に始まって、来賓の村長、地元選出議員お祝いの言葉、それを受ける高齢者の代表が謝辞を伝えて閉会した。一連の流れは毎年のことだが、この後に西都市の消防本部から講師をお迎えして、地震対策についての講話を聴いた。数十年間のうちに日向灘沖大型地震が必ず起こる、とのことで資料を見る地区民の眼差しが一層真剣になった。

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敬老会名簿の最高齢が95歳。4番まで女性が続き、男性の1番が89歳の父になった。それにしても「西米良で『苗字』で呼ばれることはない」と言われるのがこれでお分かりいただけると思う ^^

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2016年09月17日

変な花

岸花は変な花だ。別名を曼珠沙華とか幽霊花とか呼ばれるし、球根に毒を持つことから田んぼのアゼに植えられてネズミやモグラ除けにされるは、花屋には売ってないは、葉っぱは無いは、発芽から1週間で開花するし、咲いたと思ったらピークは2〜3日。梅のように花と実を楽しむとか、桜を眺めて涙するなんて感傷に浸ることも無い。

アップで撮っても一工夫しなければ決定打にはならず、クロアゲハや稲穂を小道具にあしらわれる。しかし、しかしだ。とてつもない個性のおかげで、どんな景色と一緒にされても怯まない強さがある。クロアゲハと一緒の時も猟犬と一緒の時も、悠然と我が道をゆく彼岸花はやっぱり秋のスーパースターなのだ。

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それにしてもマニュアルフォーカス単焦点135mm。開放から一絞り半。jpg・72dpi・ノンシャープネスでこの切れ込み。惚れ惚れするなぁ。


posted by オガワタカヒロ at 22:26| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 美しい日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月16日

クロアゲハの独壇場

渡す田んぼが黄金色に変わり始めた。西米良の米は6月の初旬に田植えをして9月の末から10月の初旬で刈り入れを終える。南国宮崎の早場米といえば7月の20日頃には収穫するのだから村の稲刈りは2ヶ月ほど遅いことになる。

村には農林水産省によって「日本の棚田百選」に選定された棚田が2ヶ所ある。竹原(たけわら)地区の「春の平棚田」と、上米良(かんめら)地区の「向江棚田」。九州でも熊本、宮崎は特に多く、急傾斜を利用してもなお米を作らなければならなかった厳しい生活環境がしのばれる。

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向江棚田にも秋が来て熟れた稲穂が美しい。彼岸花に舞う蝶はクロアゲハの独壇場だ。これはアゲハ蝶が赤を強く認識するためらしく、秋に咲く赤色の彼岸花にこぞって集まる。そういえば初夏に咲く濃いピンクのネムノキにもこの蝶を見ることができる。赤に黒。目立つし、きれいだし、絵になるし、うまくできているものだ。


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2016年09月15日

あ〜恐ろしや

にやって来た若い人たちが「すみませ〜ん、コンビニってどこにありますかぁ?」と店に飛び込んでくる事がよくあった。

「コンビニ?」
「はい。コンビニ」
「どこから来たの?」
「宮崎市です」
「じゃぁ、西都市に戻るか、東側の峠を越えて熊本県の湯前町って所へ行くかだね」
「え〜〜、西都まで1時間でしょ、その湯前ってとこはどのくらいで行けますぅ〜」
「25キロ、30分だね」
「マジっすか〜」

面と向かってそう言われると、欲しい物が何でもすぐに手に入る環境ではないことをあらためて意識する。確かに昔はテレビで見た物を「買いたい」と欲求を募らすことはなく、別世界の事だと諦めていたところがあって、欲しいとも思わなかった。もしかすると遺伝的にそんな環境に慣れているのかもしれない。

しかし、今でもそう不便と思わないのは遺伝ばかりではなく、ネットショッピングの凄まじい進化にもある。10年前だと3〜4日は我慢、というよりそれが当たり前でデリバリーしてくれるだけでありがたい、と思っていた。ところが今では1日でこの山の中に欲しい物が届く。諦めていた現実がに知らず知らずのうちに当たりまえになって、欲求はどんどん膨らんでいく。

あ〜恐ろしや・・・

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2016年09月14日

なんとかそれなりに収まった

ールデンタイムに放送時間が変わったので GT と付いて「わけもん!GT 」(mrt 宮崎放送)となったそうだ。その絶好のお茶の間タイムに「ラ・メール」を紹介していただいた。テーマは国道219号沿いの気になるお店を訪ねる食レポの旅。

西米良を東西に横断する道中の、「湖の駅」のダムカレー、街中に入って「来来」の猪(いのしし)ラーメン、そして3軒目、ラ・メールのチーズケーキと珈琲が「国道沿いのうまい店」として紹介された。

言い訳だが、妻が淑やかに、いや、静かにしゃべるものだから景気づけに盛り上げようとはしゃいでしまい、誰が主人公かわからなくなってしまった。失礼仕った。

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だがその様子を、リポートしてくれた宇田川紗稚さん、カメラマンさん、ディレクターさんの力でなんとかそれなりに収まったし、ライカM6とテレエルマー135mmも登場できてよかった、よかった。

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さて、みなさま。わざわざお出かけ下さい、というのも気が引けますので、温泉や作小屋村で遊んだ帰りにでもお寄りください。一期一会を心に、丁寧に珈琲を淹れ、真心こめてチーズケーキをお出しいたします。


posted by オガワタカヒロ at 23:10| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | la mère | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月13日

写真が伝える「本音」

68回宮日総合美術展の搬入を16日に控えて、小河塾のエントリー作品最終確認を宮崎市で行った。毎年9月を迎えると、これに挑戦する絵画、彫刻、写真、書道、デザイン、工芸、そして留学賞チャレンジを狙うみなさんに緊張が走る。

宮日総合美術展には、もう一つの県内コンテスト、宮崎県美術展にはない「無鑑査」というクラスに到達する制度がある。各部門の頂点「特選」を3度受賞すると次回から審査なしで出品 展示が許される別格の地位だ。毎回その作品を拝見するが、玄人はだしの写真を撮る方もいらっしゃれば、最高位へ到達した気のゆるみか、皆と競った頃の作品には及ばない写真も見受けられる。

小河塾のみなさんには「賞狙いで意図的に写真を撮らないでください。審査委員の目に合わせて撮る写真は意味がありません」と創塾当初から言わせてもらっている。さすがに今ではそんなこともないだろうが、審査委員が発表されると、その作家の作品集を研究して対策を練った人たちもいたと聞く。

だれのために写真を撮って表現するか。もの言わぬ写真が伝える「本音」を、審査委員は見抜いてしまう。

作品は正直だ。



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昨年の表彰式



【搬入】
・期日:9月16日(金)〜18日(日)・留学賞チャレンジは16日(金)、17日(土)
・時間:午前10時〜午後5時30分(最終日は午後5時まで)時間厳守
・場所:宮崎県立美術館地下搬入口

【審査】
横木安良夫

【会期】
・10月1日(土)〜10月16日(日) (休館日:3日(月)、11日(火))
・開館時間:午前10時〜午後6時(入室は午後5時30分まで)

募集・開催要項 ↓
第68回宮日総合美術展


posted by オガワタカヒロ at 23:48| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月12日

雨宿り

ラカラに乾いていた山肌の木々が雨を受けて美しい。「昨日がこの雨だったら子どもたちの思い出も台無しだったわね」妻が干した洗濯物を除湿機のある部屋に持って行きながらそう言った。僕はこの雨をどう撮ろうかと考えていたのでピンとこなかったが、たしかにこの雨ではメラリンピックの中止もありえたろう。

車で近所を走りながら撮ってみた。ウインドウ越しや窓を開けてファインダーを覗くも、やっぱり歩きながら見る景色には到底敵わない。ま、こんな朝もある。帰宅して湿ったカメラとレンズを拭きあげていると窓の外にアオサギが雨宿りをしているのが見えた。わりに近い。D800Eに300mmレンズを装着して静かに窓を開けて縁側に出た。

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天気のいい時に聞こえてくる賑やかな音は無く、降り続く雨音がお互いの存在をかき消している。ファインダーを覗くと細い枝に肩をすくめるように留まっていた。実り始めた稲穂と、茂る蔦の間に佇むアオサギの存在が際立つ。いつもと変わらぬシャッター音が響き、雨音がすぐにその音を消した。


posted by オガワタカヒロ at 23:50| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 美しい日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月11日

すり鉢の底

「お前と同じように村の外から嫁さん連れてきて、しばらく経たんうちに別れた人がおった。最後に言うた奥さんの言葉が『山が迫って来るような、こんなすり鉢の底みたいな場所ではノイローゼになる』じゃったげな。あんたも気をつけないよ・・・。しかしこげな山ん中に何で帰って来たかねぇ」

帰郷した頃、ある会合の飲み会で隣に座した男に言われた。ブチ切れて暴れようかと思ったが止めた。「あんたが間違っている」という事を実践して見せつけてやればいいと思った。

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そのすり鉢の底に、村民、小・中学生全員が集い、第21回「メラリンピック」が開会した。日頃の成果を披露する子どもたちや、運動不足を露呈する大人たちもそれぞれ25のプログラムに参加して村の大運動会が大いに賑わった。

競技風景を見渡せば Uターン・Iターンが増え、初めて見る顔も多い。15年前に受けたあの言葉を思い出して、ずいぶんな昔話になちゃったなぁ、と苦笑いする。

あと半年で村を離れる中学3年生の生徒会長が立派な挨拶を伝えて閉会した。この子たちのためにも益々すり鉢の底を磨かなくては。

みなさん、がんばろう。

おつかれさん


posted by オガワタカヒロ at 22:49| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 西米良のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月10日

秋刀魚、ありがとう

略 

お母さん

秋刀魚、クール便でいわきより届きました。宮崎のスーパーで値段を見ると1匹300円もします。帰郷以来15年間、「里の味を」と送ってくださる。今年は格別高価な魚になって恐縮しています。ご近所にもお福分けして喜んでもらいましたよ。地震の年には「他人さまへ差し上げるには気が引けるでしょうから少なめにね」と我が家で食べるほどを頂きました。

裏山で採れた青柚子を添えて、夕食に皆で食べましたよ。脂が乗ってほんとうにおいしかった。


足の具合はいかがですか?兄貴夫婦におんぶに抱っこ、任せっきりですみません。

涼しくなって僕も風邪をひいてしまいました。お母さんも十分に気をつけて季節の変わり目をお過ごし下さい。

では、また。


                     草々



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posted by オガワタカヒロ at 22:44| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月09日

レリーズ

眼レフ、イコフレックスのテスト撮りをしてみたが、シャッターを押す方向がカメラ側ではなく、下へ向けて押すシャッターのため手ぶれを生じやすい。フィルムのサイズもブローニだからブレは目立つし、最高速スピードも1/300しかない。フィルムはISO100のコダックを詰めているのでなおさらだ。

写真の裾野はずいぶん広がったが、電話(スマフォ)で撮れるようになっためか古典的なアクセサリーやアダブターの出る幕が激減した。「レリーズ」と言っても「なにそれ?」って人がかなりいると思う。今はケーブルレリーズとかリモコンで用を足すが昔のカメラはシャッターに直接接続して人力で押した。

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構図を決めて、ピントを合わせて、絞りとスピードをセットするとようやく「写る」状態になる。それからレンズのシャッターチャージを完了してシャッターを押す・・・。おやっ?シャッターが切れない。そうだ、フィルムを巻き上げないと切れないのだ。「撮らせて!」と草刈りの仕事を中断してもらった農家の人に間の悪いところを見せてしまった。


posted by オガワタカヒロ at 23:55| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月08日

自撮りしてみた

「フリーのカメラマンってのはお前自身が商品なんだから、自分に付いた『タグ』の中身は自分で決めるんだぞ」。写真を仕込まれた師匠に常にそう言われた。師匠が育った時代はカメラマンが時代の寵児と言われ、花形でありスターだった。僕らもそれを見て、東京に、カメラマンに憧れた。だがその後バブルは崩壊・・・(そうは言ってもなぁ・・・)。当時はそう思ったが、師の言葉として今でも大事に心している。

1年ぶりに自分の「商品写真」を撮った。去年の「たこらさるく」で撮って以来だ。いわば宣材写真になるわけだが、どうもこれが苦手だ。撮る人間だから撮られることが上手い、ってこともなく、かといって「恥ずかしい」って歳でもないし、同業者に撮ってもらうほどエラくもない。

では一番信頼できる写真家はだれかといえば、自分しかない。「信頼」というのは「秘密」と同意語だ。どんな姿をさらけ出そうと漏れることがない(笑)。世に言う「自撮り」してみた。

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「完成写真」は14日水曜日、「わけもん!GT」にて。


posted by オガワタカヒロ at 22:51| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月07日

15年目の秋

しくなったら風邪をひき、夜明けが遅くなると散歩が億劫になった。生活の一コマからも季節の移ろいを感じる今日この頃だが、トイレからふと外を眺めると彼岸花のつぼみが赤く膨らんでいた。

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帰郷して3年が過ぎた頃、慣れない生活に苦労していた妻が「星の美しさや川のせせらぎが聞こえるようになったわ」と言った。「お花は花屋さんで買うものだと思っていたけど、季節が変わるごとに次の花が待っていて咲かせて見せてくれるのよね」とも言った。


15年目の秋。あの頃となにひとつ変わらない。



posted by オガワタカヒロ at 23:25| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 美しい日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月06日

事件を巻き起こす原因

つものルーティーンで温泉に浸かって帰宅すると、玄関にクワガタらしき昆虫がうずくまっている。涼しくなったのでまさか、と見ればノコギリクワガタではないか。しかもいいツノだ。反り返った曲線を見ると幼い頃を思い出してこの歳になってもゾクゾクしてしまう。

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今でもさほど変わらないが、収集の癖がある。御多分に洩れず、コイン・切手は言わずもがな、中には「牛乳瓶のフタ」ってのもあった。収集した数百枚ものフタが入ったビニール袋を開けてみると、付着した牛乳が日が経って腐ってしまい凄まじい悪臭を放った。

クワガタもその一つで、空き箱に種類別に分けて100匹以上いた。夜中に箱を抜け出しブンブン飛び回るのは毎日のこと。「逃げんようにちゃんとしとかんねー!」と母は毎日怒鳴っていた。逃げたら困るので、全部のクワガタの背中に「たかひろ」と書いた。当時流行り始めた油性の白マジックはよく目立ったが、これが事件を巻き起こす原因になるとは思ってもいない。あの頃、自宅から学校まで数百メートル。


数日後、「学活」の時間に外を歩く授業があった。今の場所でいえば校舎と体育館の間あたり。

「先生!クワガタを見つけましたー!」
「こら!そげなもん持っとらんで山に返してやれ!」
「いえ、違うんです。これ僕のなんです」
「何言いよっとか。山のもんじゃ、返してやれ」
「でも背中に『たかひろ』って名前が・・・」




posted by オガワタカヒロ at 22:35| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 美しい日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月05日

大した風も吹かなかった

やかな台風一過だった。この12号も変わった奴で、自分のまわりのごく限られた範囲では「台風」だが、少し離れた地域では大した風も吹かなかった。心配していた一ツ瀬川も大水には至らず、うまい具合に川底に付着していたヘドロだけがきれいに洗い流されたはずだ。これであの清流が戻ってくる。

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農家の人が台風に対して心配するのは稲の倒伏。西米良ではちょうど今時期からが米の成長期で、実の入った稲が倒れて水に浸かってしまうとこれまでの苦労が水の泡だ。早朝から自分の田んぼの見回りに奔走する人を多く見かけた。

台風襲来時期が収まるのに約1ヶ月、米の収穫まで約1ヶ月。農家の人たちの戦いは続く。

posted by オガワタカヒロ at 22:24| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月04日

個性的な奴ら

んびりした台風が東シナ海を北上して九州へ近づいてきた。今年の台風は個性的な奴らばかりだ。それに発生時期が遅すぎる。9月に入っているのに12番目。大災害をもたらした2004・05年9月の台風は21号と14号。祖母が崩落によって亡くなった1971年の台風にいたっては23号、しかも8月。また進路も北上したあとに南下してまた北上するとか、ほとんど動かず停滞するとか、時代を経て気象状況が変わればおのずと台風の性質も変わるのだろうか。

風はそうでもなさそうだが、雨脚が強まってきた。十全な対応と、とにかく「逃げるが勝ち」。我が家の避難場所は両親の住む隠居と決めている。風は吹かぬが風邪はひきっぱなしなので、そちらも注意して過ごそうと思う。

【2005年9月5日上陸・台風14号の爪痕】

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元米良橋・国道側


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我が家前の国道



posted by オガワタカヒロ at 22:49| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月03日

異常な夢

10時間以上も昏々と寝れば異常な夢も見る。39度近い熱のせいだろう。

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(列はもちろん合成です)


んなわけないないのに、先日食レポしてくれたアナウンサーの宇田川紗稚さんが「濃厚でとても美味しいんです ♪ 」なんて持ち上げてくれたので、夢までその気なったようだ。


posted by オガワタカヒロ at 23:54| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | la mère | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月02日

来るなら来てみろ

くみていたというか、来るなら来てみろ的な強気が裏目に出た。

調子がおかしかったのにポロシャツに短パンといういつもどおりのスタイルで仕事をしたのもよくなかった。と言ってもあとのまつり。どうにも我慢できなくなって「先に帰るから」と妻に言い残して帰宅。すぐに布団に入ったが、寒気が悪寒に変わり、もうろうとしながら検温すると38度8分。数字を見てさらに悪化。

2日、3日、床に伏していた。本日(4日)なんとか起き上がりこれを記す。

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体温計でも撮っておかねば日記の「ネタ」がない、と写す。この使命感も回復の一要因かもしれん(笑)


posted by オガワタカヒロ at 22:47| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 美しい日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月01日

イコフレックスIc

眼レフの歴史はローライを中心に流れたと言っていい。1929年に基本型が発売されると世界中のカメラメーカーがローライを追従したが、同じドイツの名門、ツァイスイコンが黙っちゃいなかった。1934年にイコフレックス1型を発売して対抗する。

それから22年後の1956年に発売されたイコフレックスIcがやってきた。最後期に属すがセレン露出計も元気に作動するこのシリーズの「最新型」だ。

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手に取り仕組みを確認して空シャッターを押してみる。ローライで覚えた扱いはまったく通用せず、独自路線を貫いた頑固さが伝わってくる。ひとつひとつ確かめるようにフィルムを装填。フィルムカウンターと裏蓋は連動されておらず、スタートマークの印もない。底面にある赤小窓を開けて、リーダーペーパーの「1」を確認できたら、カウンターを手動で「1」に合わせて撮影スタート。

60年前のカメラがドイツからやって来て、西米良の空気をどう捉えるかお手並み拝見である。

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何番番目のオーナーが書き込んだのだろうか。最後の「BORRBY」を検索してみるとスエーデンの住所だった。さらにGoogle Earthでのぞいて見れば、いかにも北欧の田舎町。

クラカメと対面する別の楽しみでもある。


posted by オガワタカヒロ at 22:55| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月31日

「すき間」のある印象

が変わるというより、季節が変わるイメージの強い今日と明日。7月から8月は「つながっている」感じだが、8月から9月はずいぶん「すき間」のある印象だ。

というわけでギャラリーの写真も入れ替えた。今月も朝の散歩撮影 続編。毎回気に入ったものを掛けているはずだが、1ヶ月も見ていると自分が飽きてしまうのと、だんだん足りないところが気になって、見て見ぬ振りをするようになる。この現象が起きはじめると末期だ。

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先日お買い上げ頂いた方から「家に掛けたら感動がいっそう増しました」とお電話を頂いた。作品が1,000キロほど先へ行ってしまったが、「これからがお前のひとり歩きだ、米良人の心を伝えてくれ」なんて浪花節的気分で伝心した。

ここ数日の涼しさで風邪をひいた。ぼんやりするので夕食を済ませて検温すると、37度5分。まさに季節の変わり目、みなさまもご自愛のほど。


posted by オガワタカヒロ at 22:48| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月30日

オンエアは9月14日水曜日

風の影響だろうか、昨日今日と急激な気温の変化で喉がいがらっぽい。「喉スプレー」をしながら季節を感じる8月も、残り二日。

実はこの取材のお話をいただいたのは今年の4月だった。宮崎県から熊本県を横断する国道219号沿いの美味しいお店を紹介するという企画。ラ・メールの「チーズケーキ&珈琲」が美味いという噂は山を下って平地にも届いているらしく、「ぜひ取材を!」「どうぞお待ちしています!」と予定を組んでもらったが、4月14日の大地震でペンディングになったままだった。

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そして本日、ようやくその企画を再開することになって、アナウンサーの宇田川紗稚さんとスタッフのみなさんがカフェにお越しになった。

今日の主役は妻。「私は出なくていいから」と苦手なおしゃべりを気にしていたが、チーズケーキと珈琲を紹介してもらうのに君が出ないわけにはいかんだろう。

かくかくしかじか、とふたりがおしゃべりしているところに、外で撮影を終えた小河がライカM6にテレエルマー135mmを装着して登場する。

😃


気心の知れたみなさんとの楽しい時間でありました。「わけもん!GT」( mrt 宮崎放送)オンエアは9月14日 水曜日、夜7:56分放送。忘れなければ観て、寄ってください。


posted by オガワタカヒロ at 23:52| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | la mère | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月29日

野生のほおずき

とえば家庭菜園でスイカが実ったとか、家の前の川で鮎がたくさん獲れたとか、本来であれば八百屋であったり魚屋であったり、つまり、しかるべき場所でしかお目にかかれない物が自分の日常に現れると、得も言われぬ喜びと驚きを感じる。

山の中で撮影していると朱色の実に目がいった。近づいてみれば、なんと野生のほおずき。近年西米良で盛んに栽培され始めたほおずきだが、連作障害や土壌の研究など様々な要素をクリアしなければ育たないと聞いていた。ナスやキューリを育てるのとはわけが違うはずなのに、あたかも昔からそこに居続けているような佇まいだ。

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夕方、そのほおずきと柚子栽培のスペシャリスト、中武ファームの洋文君が長男の太郎君を連れて遊びに来てくれた。来年に向けての土壌整備がもう始まったと聞くと、ますますこの野生ほおずきの貴重さに驚いた。

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そんな話をしながら彼に頂いた青柚子を使った料理を肴に一杯やる。今朝はこの夏一番の涼しさ。プロの畑もほおずきから柚子に変わって、そろそろ夏にさよならだ。



posted by オガワタカヒロ at 23:59| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 美しい日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする