昨日までのぐずついた天気から一転、雲ひとつない秋の空が広がった。3人の作家が竹原に集い、参加者と一緒に "さるき" ながら芸術の楽しさを伝える「アート遊び体験」の日だ。
制作期間が終わった10月20日から約2週間ぶりに、大野さん、杉原さん、美術館の菊池さん、それに応援してくれたスタッフのみなさんと顔を合わせた。たった2週間なのにずいぶん久しぶりに会った気がする。
参加者は約30名。学生さんが中心だったが、中には小さなお子さんを連れたご家族もあって秋の西米良を満喫されたのではないだろうか。大野(彫刻)、杉原(鋳金)、小河(写真)の順番でアート作小屋の作品を解説しながら創作、制作に対する考え方を伝えた。
大学の講義を思わせる理路整然とした大野さんの解説に、頷きメモを取る人も多かった
いつもの優しい口調で「誕生の鐘」への想いを伝える杉原さん
春の平棚田を見下ろす「たこらさるくモニュメント」の前で、写真が「写る」ための秘策を伝授する小河
ひとまず3人が揃う最後の日になった。参加者がお帰りになった後、担当の菊池さんを含め4人で短い反省会をする。お互いほんとうにこのメンバーで良かったと言うと、菊池さんが3人に握手を求め一瞬センチメンタルな気分になる。菊池さんの細い目から一筋の光るものが見えた "気がした" 。顔で笑って心で泣いて、ってか。
ありがとう、としか云い方を見つけられない。
みなさん、ありがとう
2015年11月03日
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