2018年06月06日

百菜屋で蕎麦でも食べるか

口の多い街の飲食店なら毎日のお客さんの数をだいたい把握できるはずだが、珈琲やカレーといった嗜好的な食べ物になると、村の人が入れ替わり立ち替わり入店することはまず無い。特に今日のように朝から降り続き、足元が濡れるような日には「外食」の選択は少なかろう。12時台にひとりだけカレーのお客さんが来てくれたが、静かなランチタイムだった。

「1時過ぎたら『百菜屋』行って蕎麦でも食べるか」
「いいわね。行こう、行こう ♪ 」


西米良には、1990年代に入って猛烈な勢いで増え続けた「道の駅」にあやかった「川の駅 百菜屋」という施設がある。平均年齢が80歳に近いばあちゃんたちが運営する特産品販売と食事処だ。13年前の7月15日にオープン。高齢者ばかりで先行きが心配されたが、ばあちゃんたちはますます元気で多くの観光客を受け入れている。名前のとおり「百歳屋」になるのも夢ではなさそうだ。

5〜6人でシフトを組み、おふくろの味を提供しているが、担当が変わると味も変わる。それを魅力として受け入れてしまえば同じメニューで何種類もの味を頂けるという特典もある。妻は蕎麦、僕も同じものを頼んだが少々足りないので、おにぎりをひとつ追加した。

出されたお茶を頂いていると、「ちょうどまかないの料理を作とたっちゃが。これ食べてみらんね」と差し出されたのは筍や野菜の天ぷら。「わ〜っ、すんませんねー」と摘んでいると、「あんた、ネギ好かんかったがね。抜いてあるからね」とお盆に乗せたネギ抜き蕎麦ができあがってきた。


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外食へ来ているのに親戚のばあちゃんちに上がりこんだ感覚で食べられる。商いといえどもお客を受け入れる広い間口も必要だなぁ、なんて写真以外のことを真剣に考えた梅雨の昼飯でしたとさ。








posted by オガワタカヒロ at 19:32| 宮崎 ☁| Comment(0) | 美味しいもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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